毎年新年の目標を立てている人は多いですが、どのくらい達成できていますか? 目標達成できた人もできなかった人も、年末のこの時期に目標の立て方について考えておくと、来年の目標達成がしやすくなります。2億円の資産を築いた生活コスト削減コンサルタントの生方正さんに、多くの人が望む「お金を貯める」という目標を達成する方法を聞きました。
* * *
年末にこそ確認したい目標達成の出来不出来
「目標を達成できなかった」というだけでなく、「目標すら覚えていない」という人もいるかもしれませんね。仮に達成できなかったとしても、まずは、目標を立てられただけでもすごいことだと自分自身を褒めてあげてください。そのうえで、目標の立て方について見直してみましょう。
お金を貯めたいのなら目標金額を決める
目標が達成できるかできないかの分かれ目は、目標の立て方によるところが大きいです。「目標」があいまいだと、具体的な行動に移しにくくなるからです。
たとえば「お金を貯める」といった目標の場合、毎月いくら貯めたらいいのかがあいまいで、そのうちに「お金を貯める」といった目標を立てたことすら忘れてしまうことも。そこで、「100万円貯める」など、具体的な数字を入れると目標が明確になります。
目的をはっきりさせることで達成しやすくなる
目標がはっきりしたら、次にやるべきことは「なんのためにそれをやるか」という理由です。100万円貯めることが目標であれば、「なぜ100万円貯めるのか」という目的をはっきりさせること。
「現在、貯金がほとんどなく、けがや病気などで働けなくなったときに備えて給料3か月分の生活費となる100万円を貯めたい」という人もいれば、「家族で海外旅行に行くために100万円貯めたい」という人もいるでしょう。目的はそれぞれ違っても、理由があれば、モチベーションが下がるときも、なんとか踏ん張って目標を達成できるでしょう。
目標達成できる人は物事を常に逆算思考する
一方で、「100万円貯める必要性を感じているけど、なかなか貯められない」という人もいるでしょう。そんなときは、目標をより細分化して考えてみましょう。大きすぎる目標は挫折の原因に。逆に、一見すると「達成するのは難しいかもしれない」と思うような目標でも、低いハードルに分割することで達成できるようになります。具体的な方法を紹介します。