12羽のうさぎの彫刻が夕陽に映える~宍道湖うさぎ(島根県立美術館:島根県)
宍道湖畔に建つ島根県立美術館の芝生エリア(岸公園)には、弧を描くように配された12羽のうさぎの彫刻作品「宍道湖うさぎ」があります。平城遷都1300年記念事業のマスコット「せんとくん」の制作者でもある籔内佐斗司氏の作品で、躍動感あふれる姿はなんともかわいらしく、写真撮影をする人が後をたちません。
一つ一つポーズが異なると思っていたら、実は最初のうさぎは立ち姿、2番目以降のうさぎのポーズは2種類なのだそう。交互に並べることで、全体として動きのある作品になっています。
また2番目のうさぎは、西を向いて触れると幸せが訪れるといわれ、縁結びスポットとしても人気です。シジミを供えて願い事をするといいとの話から、足元には大量のシジミの殻が供えられています。
そして宍道湖畔は、日本の夕陽百選にも数えられる夕陽の名所。夕方には夕陽を求めて訪れる人も多くなります。
島根県立美術館は、閉館時間が日没時間で変わるユニークな美術館で、10月~2月は18:30閉館、3月~9月は、日没後30分で閉館と、比較的遅い時間まで開館しています。宍道湖うさぎとともに、島根県立美術館の館内展示や夕陽もあわせて楽しむのもいいですね。