マネー

お墓を管理し続ける場合と「墓じまい」、それぞれの費用はどれくらい?「墓じまい」のメリット・デメリットについて解説

家庭の状況にあった供養方法の検討を

供養で大切なことは、遺骨が入ったお墓を守り続けることではなく、先祖に感謝をすることです。そもそも、立派なお墓に納骨して骨を敬う文化は日本独自のもので、日露戦争の戦死者の遺骨を遺族に渡したところから始まったと言われており、長い歴史があるものではありません。

永代供養のイメージ
現行の供養方法にこだわらず、自分たちに合った方法を(Ph/photoAC)
写真7枚

現行の供養方法にこだわるのではなく、永代供養、樹木葬、散骨など、ご家庭の状況に合った供養方法を検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみに私は寝る前に、他界した身内の顔を思い浮かべて感謝することを続けています。立派なお墓を建てて、その管理を永遠に子供達に押し付けるより、一日数分でも故人を思い返したほうが喜ばれるような気がします。

◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん

生方正さん
生活コスト削減コンサルタント・生方正さん(Ph/藤中一平、イメージコンサルタント/坂井二朗)
写真7枚

うぶかた・ただし。明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で2億円の資産を築いた。現在は生活コスト削減コンサルタントと南極講演家として、メディアで活躍中。著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。

構成/新藤まつり

●「お金が貯まる人」と「貯まらない人」の口ぐせ お金のプロが見てきた大きな違い

●松本明子が語る「実家じまい」 空き家を維持するのになぜ1800万円もかかってしまったのか?

関連キーワード