空気清浄機は24時間つけっぱなしがいいの?
空気清浄機の使い方で気になるのが、つけっぱなしの方が効率的なのか否か。電気代が跳ね上がっている今、外出中でも稼働し続けるのはもったいない気がしますが…。
「空気清浄機は24時間運転が推奨されています。電源をオフにしてしまうと、その間に空気中に浮遊していた花粉やハウスダストが床に落ち、吸い込みきれなくなるからです。汚れは溜める前に取り除くことで、常にきれいな空気が保てます。
空気清浄機は電気代も安いので、ご安心を。ヒーターを搭載していないため、メーカーによりますが、24時間稼働させても1か月の電気代は150円前後(弱モードで運転)が目安です」
効率UPを測るなら、2週間に1回はフィルターのお掃除を
むしろ節約を気にするなら、フィルターをマメに掃除したほうが絶対“お得”だそうです。同じ電気代ながら、より効率が上がるからです。
「空気清浄機は、空気をフィルター内に吸い込むときに浮遊物も取り除くため、フィルターが目詰まりしていると空気が思うように吸い込めず、集じん効率が大幅に下がってしまいます。また音が大きくなる場合もありますので、機能を存分に発揮させるためにも、定期的にフィルター掃除をしましょう。
基本的なお手入れは、フィルターのほこりを掃除機などで吸い取り、汚れがひどいときは水洗いを行います。いずれもメーカーによって異なりますので、必ず取扱説明書で確認しましょう。
お手入れ頻度の目安としては、多くの空気清浄機は2週間に1回を推奨。他方、海外メーカーの空気清浄機のお手入れの手間は少なく、フィルター自体を年1~2回の頻度で交換する仕様となっているものが多いです。逆に、加湿機能付きで、加湿機能を使っている場合は、加湿ユニット部分のお手入れが複雑になりますのでご注意を」
加湿中は床上に溜まった花粉を拭き取るべし
この時期、乾燥対策で加湿をしている人も多いでしょう。「加湿すると空気が重くなって花粉が落ちる」という説もありますが、実際のところはどうなのでしょう。
「加湿すると花粉が重くなり、床に落ちて舞い上がりにくくなるというのは本当です。ただし難しいのが、空気清浄機は空気中に浮遊する物質を吸い込むという点です。床に落ちてしまうと、空気清浄機では吸い込みにくくなりますので、拭き掃除がベター。目的にあわせて使い分けましょう」
上記を踏まえて、今季注目の空気清浄機を田中さんに選んでもらいました。