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毎月の貯金ができない…と嘆く人に 「賢く貯める方法」を資産2億円のお金のプロが教える

家型の貯金箱に小銭を入れている
毎月の貯金目標が達成できないことがストレスになっていない?(Ph/photoAC)
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「毎月いくらずつ貯める」という目標をたてて貯蓄をしている人も多いと思いますが、計画通りにいかないことも。そしていつも「お金が足りない」ともやもやした気持ちを抱えることがストレスになってしまいます。そんな悪循環を断ち切るには、賢くボーナスを貯金に回すのが有効だと、元自衛隊員で2億円の資産を築いた生活コスト削減コンサルタントの生方正さんは話します。その方法を教えてもらいました。

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ボーナス×定期預金の組み合わせで着実に貯蓄を増やす

毎月一定額の貯金をしようと考えていても、その時々の事情によって、なかなか計画通りに貯蓄が進まないことは多いもの。かといって、無理して貯金に回すお金を捻出したり、計画通りに進んでいないことを気にすると、ストレスが溜まって、その結果ストレス解消のために浪費してしまう、なんてこともありえます。

ストレスを溜めずに貯蓄をする方法として、ボーナスを貯金に回すという方法があります。例えば、「毎月5万円貯金する」という目標を立てたものの、実際は3万円ずつしか貯金できなかったという人なら、差額の2万円の6か月分、合計10万円をボーナスから補てんすることで、計画通りの貯蓄ができることになります。

そもそも定期預金とは?

なお、貯蓄に回すお金は、普通預金口座ではなく定期預金口座に入れることをおすすめします。

定期預金の通帳と万札
定期預金のメリットとは?(Ph/photoAC)
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定期預金とは、最初にお金を預けておく期間を決めてから利用する預金のこと。最初から最後まで金利が固定の「固定金利定期預金」と、一定期間ごとに金利が変動する「変動金利定期預金」の2種類がありますが、いずれも普通預金に比べて金利が高いのが特徴です。また、普通預金同様に元本保証もついています。

定期預金のメリットデメリット

普通預金と比べた定期預金のメリットは、やはり金利が高いこと。同額を同期間預ける場合は、定期預金のほうが多く利息を受け取ることができます。

そして、最初に決めた預入期間(満期)より前に引き出す場合は解約手続きが必要になるため、簡単に出金することができず、口座に余裕があるとつい使ってしまう、なんてことが起こりにくいこともメリットです。

なお、預入期間が長いほど金利も高めに設定される傾向にあります。一方で、満期より前に引き出す場合、中途解約が必要になってしまう点がデメリット。中途解約をすると、当初約束されていた金利より低い金利が適用されるため、多くの場合は普通預金と同率程度の金利に下がってしまいます。

預入期間は、子供の進学資金や車の買い替え資金といった貯蓄の目的や、いつまでにいくら貯めるといった貯蓄の目標に合わせて、各金融機関が提供しているラインナップのなかから自分に合わせて選びましょう。

お金がたまらないのは「パーキンソンの法則」のせい?

「稼いでいるのになかなか貯金が増えない……」という人は、もしかしたら「パーキンソンの法則」が働いているからかもしれません。「パーキンソンの法則」とは、収入が増えれば支出の額も増える法則のことです。

軽食とシャンパン
収入が増えれば支出も増える、パーキンソンの法則(Ph/photoAC)
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例えば、収入が増えると高いお店で食事をする機会も増え、そのお店に行くために洋服やバッグ、靴などを揃えるために出費が増える、といったようなことです。一方で、この「パーキンソンの法則」はうまく使えば貯蓄に生かすこともできるんです。

ボーナスの天引きは「パーキンソンの法則」を逆手にとった方法

収入が増えれば支出も増えるということは、収入を減らせば支出も減るということ。この場合、本当に収入を減らすのではなく、天引きなどを活用して手元にくるお金を減らしましょう。手元のお金でやりくりしなくてはいけない、という意識が生まれ、無駄遣いを減らすことができます。

現金と給与明細、電卓
毎月の貯金が難しくても、ボーナスからの天引きならやりやすい
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毎月の収入を天引きするのは難しいという人でも、臨時収入であるボーナスなら無理せずできるのではないでしょうか? ボーナスに手を付ける前に天引きして貯蓄に回すことで確実に資産を増やし、残ったお金でのやりくりを楽しむようにしましょう。

ボーナスはすべて貯金する?

何かの目的のために節約して貯金するのは良いことですが、「老後が心配だから」や「とにかく貯金しなくちゃ」といった漠然とした思いで節約と貯蓄を続けると、段々と生活が味気なくなってしまいます。

決めた額を貯蓄したうえで、長年欲しかったものの購入資金や旅行資金に充てるなど、自分にとってより良い使い道を考えることも、ストレスを溜めずに貯蓄を増やすために有効でしょう。

◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん

生方正さん
生活コスト削減コンサルタント・生方正さん(Ph/藤中一平、イメージコンサルタント/坂井二朗)
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うぶかた・ただし。明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で2億円の資産を築いた。現在は生活コスト削減コンサルタントと南極講演家として、メディアで活躍中。著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。

構成/新藤まつり

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