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美容外科医が語る美容整形の最新事情 コロナ禍で「鼻を高くしたい」人が増加、今後は「口元の引き締め」が注目

カウンセリングを受けて考え方や美的センスの合う医師を選んで

実際に美容整形を受ける場合、クリニック選びや医師に希望を伝える上で注意すべきことはどんなことでしょうか。

白衣の男性
呂秀彦先生がカウンセリングの需要性について語る
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「今は患者さんがSNSなどを駆使して本当によく調べていて、二重はこのクリニック、骨切りならあのクリニックと使い分けているかたもいますし、希望をパワーポイントにまとめてきてくれるかたもいるんです。

詳しくなった分、自分で施術法やデザインをすべて決めてプレゼンされるかたもいますが、顔型によって無理なデザインもあります。丸顔と四角い顔の人がいるようにタイプが違えば見せ方も変わってきますから、“なりたい顔”を目指すなら医師としっかりとカウンセリングをすることが大切です」

コンパクトな部屋
R.O.clinicのカウンセリングルーム
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また、いろいろなクリニックを回って相談した結果、逆に不安になってしまうという人もいるそうです。

「例えば二重術をするとしても、医師によって方法や考え方は異なります。10件のクリニックを回ったら、10人の医師はそれぞれの見解を持っているので違うことを言うわけです。それで不安になってしまうかたもいるんですが、“答え合わせ”をしようとするのではなく、医師の考え方や方法に納得できるかどうかが大切です。

クリニックの症例写真もSNSに掲載されていることが多いので必ずチェックしましょう。同じ二重術でも美しいと思う二重の幅は医師によって違いますから、症例写真を見たり、カウンセリングを受けたりして、自分と美的センスの合う医師を選ぶといいと思います」

「美容整形は幸福医療」その人の人生が良くならないと意味がない

美容整形を受ける時には医師との信頼関係や美的センスが合うことが重要とのことですが、呂先生が患者と向き合う時に心がけていることはどんなことでしょうか。

白衣の男性
美容整形というのは、幸福医療だと話す呂秀彦先生
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「私のクリニックでは、一人の患者さんに対してしっかりと時間をとって丁寧にカウンセリングを行い、オーダーメイドの治療を行っています。

施術のメリットやデメリットをきちんとお伝えし、本当に必要なものを提供したいと思っています。私が良い手術をしたと思っても患者さんが気に入らなければ意味がありません。最後まで責任を持って治療を行うために、アフターケアにも力を入れています。

美容整形というのは、幸福医療です。二重になったというだけではダメで、二重になってそのかたの人生が良くならないと意味がないんです。

高額な治療費をかけたのに、どんよりとしている患者さんの中には精神的なケアが必要なかたもいますから、施術面だけでなく、落ち込んでいる理由はなんなのかを掘り下げて話をうかがうこともあります。

施術をしたことで、笑顔になり、その人の人生が良い方向に行くようにサポートしたいと思っています」

◆教えてくれたのは:R.O.clinic院長・呂秀彦先生

ソファに座る呂秀彦先生
R.O.clinic院長・呂秀彦先生
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日本形成外科学会専門医。医学博士。日本形成外科学会、国際形成外科学会、日本美容外科学会、日本美容医療協会所属。順天堂医学部卒業後、昭和大学形成外科・美容外科、大手美容クリニックを経て、2020年にR.O.clinicを開院。患者一人ひとりに真摯に向き合った、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの治療が好評。https://ro-clinic.com

撮影/黒石あみ 取材・文/青山貴子

R.O.clinicの受付
R.O.clinic(東京都渋谷区神宮前5-46-7 GEMS AOYAMA CROSS 2F)
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