
2023年4月9日、英国王室の恒例行事、イースター礼拝がウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われました。キャサリン皇太子妃は、ウィリアム皇太子と3人の子供たちとともに出席しました。今回、4歳のルイ王子は初めてのイースター礼拝で、キャサリン皇太子妃と手を繋いで礼拝堂へ向かいました。実は、今回のキャサリン皇太子妃のコーディネートには、過去のイースター礼拝でも披露している、さまざまなテクニックが盛り込まれています。今回は、そのファッションチェックをしながら、過去のコーディネートも振り返ります。
“スッキリ見せ”の工夫が盛り込まれた鮮やかなブルーのコートドレス
キャサリン皇太子妃が今回、身に着けていたのは「キャサリン・ウォーカー」の鮮やかなロイヤルブルーのコートドレス。首元がすっきり長く見えるVネックで、腰には大きめのポケットのフラップが斜めについていて細身見え効果も。帽子とクラッチバッグはコートドレスと同じ色で揃えていますが、足元は脚長効果が期待できるヌーディーカラーのヒールをチョイス。

品があるコーディネートには、さりげなく、スタイルアップのテクニックも盛り込まれていました。
コートドレスの襟をリメイク&着回し
このコートドレスは、2022年3月のコモンウェルス・デーの式典に出席した際にも着ていたもの。

昨年は左右の襟が両方ともベルベットの生地でしたが、今年は襟の片側のみがベルベットの生地に。イースター礼拝に合わせてリメイクしたようです。あえて、片側だけベルベットの素材を残してアシンメトリーにすることで、よりファッショナブルになりリッチ感もキープしています。
4年前のイースターではシューズ&バッグを変えた着回し術
キャサリン皇太子妃は過去のイースター礼拝でもドレスコートを着まわしていました。2019年4月のイースター礼拝では、「アレキサンダー・マックイーン」の淡いブルーのコートドレスと「ジェーン・テイラー」のヘッドピースを着けて出席。2014年4月、オーストラリア・シドニーを訪問したときも同じ組み合わせでしたが、バッグとシューズのカラーを変えています。

シドニーを訪問した際は、優しいイメージのアイボリーのバッグ&シューズをチョイス、2019年のイースター礼拝では、締め色のグレーでメリハリあるコーディネートに。ほかにも胸元にブローチをつけたり、髪のまとめかたを変えたりするなど、さりげなく印象を変えるテクニックが満載でした。
2年連続で披露したファミリーリンクコーデ
今回のイースター礼拝では、キャサリン皇太子妃と子供たちの“ブルー”のリンクコーデが見られました。ジョージ王子はブルーのネクタイ、シャーロット女王はブルーの花柄ワンピースとタイツ、そしてルイ王子もブルーのネクタイ、シャツ、丈の短いパンツをはいて登場しました。実は昨年のイースター礼拝でも、見事なリンクコーデを見せていました。

実は昨年のイースター礼拝でも、見事なリンクコーデを見せていました。春らしいペールブルーのドレスコートで登場したキャサリン皇太子妃。ジョージ王子は爽やかなブルーのシャツ、シャーロット王女は白地に青い花柄のワンピースを着ていました。

ちなみにウィリアム皇太子と子供たちは、昨年も今年もスーツや上着は同じネイビーカラーに。夫婦ともに子供たち一部の色を合わせるリンクコーデをすることで、家族全体が“繋がっている”ファミリーコーデになっています。
キャサリン皇太子妃のイースター礼拝のファッションチェックをしてみると、小物の使い回し術など、すぐに取り入れられそうなテクニックもありました。来年も仲の良い姿が見られるだけではなく、どんなコーディネートで登場するのか楽しみです