除湿剤はプライベートブランドなど安いものでもOK
除湿剤は有名メーカーからも販売されていますが、サイズと吸湿量は基本的に比例します。安かろう悪かろうということはあまりありませんので、同じサイズならば値段重視で購入して問題ないでしょう。私は安価で購入できる、プライベートブランドの大容量のものを使っています。
捨てる際は要注意
除湿剤を使うときは、使用後の処理に気をつけましょう。湿気取りの成分は刺激が強い塩化カルシウムなので、皮膚や目、口につくと危険なのはもちろん、衣服についたまま着用していると皮膚に異常が出る場合もあります。除湿剤に溜まった水を捨てるときも、そのまま流してしまうとシンクが傷む可能性があるので、必ず水道水を流しながら薄めて捨てましょう。
繰り返し使える除湿剤のコスパは?
竹炭や備長炭といった炭の除湿剤や、シリカゲルB型といった天日干しをすることで、繰り返し使うことができる除湿剤があります。
使い捨ての除湿剤に比べると値が張り、導入コストはかかりますが、定期的に天日干しをしたり、それ自体が調湿することで半永久的に使えるものもあります。調湿とは、湿度が高いときに湿気を取りこんで、反対に湿度が下がると湿気を吐き出して、湿度をある程度一定に保つ働きをするものです。
乾燥させたい場所や物など用途を考えながら使い分けることをおすすめします。
◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん
節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/
構成/吉田可奈