健康・医療

週に一度「地球のリズム」に自分をリセット 早起きトレーナーが解説する「週末朝活」の効用

早朝の日光浴が心身を整える

そう語る池田さんには、天気がいい早朝に必ず行う日光浴の方法があるといいます。

自分の身体を「太陽電池」に

「私が儀式のように続ける習慣で、『太陽電池エネルギーチャージ法』と名付けています。まず早起きをし、外に出て、朝日に向かって立ちます。川のほとりやベランダなど、見晴らしの良いところだとさらに効果的です。

そして目を閉じて、自分があたかも太陽電池になったように、足先から徐々に太陽エネルギーが、ぐんぐんと身体に入ってくるようなイメージをします。頭のてっぺんまで太陽のエネルギーが身体に充てんされた、と感じたら終了です」

池田さん自身は「気持ちがいいので自然とやっていた」ことですが、その後、専門家や医師の話を聞くうちに、心身の安定に効果的だと確かめられたそうです。

太陽エネルギーが身体に入ってくるようにイメージする(Ph/photoAC)
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効果は科学的にも証明済み

「医師や専門家の話によると、早起きして網膜に早く光を当てると、心身の安定や安らぎに寄与する『セロトニン』が分泌されることは科学的に証明されているそうです。

朝、セロトニンをしっかり分泌させると、自然な眠りを誘うメラトニンが多く分泌され、良質な睡眠をとることができるので、規則正しい生活を送ることができます」

早起きをすることで、しっかり朝食を摂る時間が作れ、トイレにもゆっくり入ることもできます。それらが習慣化していくことで、身体のリズムが整うようになると池田さんは言います。

週に一度、土曜日の朝だけでも、太陽光をたっぷり浴びて、週末を思いっきり楽しむためのエネルギーを充電する意義は大きいと言えそうです。

◆教えてくれたのは:早起きトレーナー・池田千恵さん

早起きトレーナー・株式会社朝6時代表の池田千恵さん
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株式会社朝6時代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。2009年に上梓した『「朝4時起き」で、すべてがうまく回り出す!』がベストセラーとなり、「朝活の第一人者」と呼ばれるように。プロデュースを手がける『朝活手帳』は13年連続刊行中。朝1時間の業務改革による生産性向上、働き方改革のための手法を企業に指導するほか、一人ひとりのライフスタイル・目的に応じた朝活の形を提案している。2023年4月、『週末朝活』(三笠書房)を出版。https://ikedachie.com/

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