
天皇皇后両陛下は6月23日、即位後初めての海外公式訪問となったインドネシアから帰国されました。両陛下そろっての国際親善を目的とした海外訪問はおよそ20年ぶり。療養を続けられる雅子さまにとってご負担が多いと思われていた7日間のインドネシア訪問。一部行事の出席は見送られたものの、多くの人たちに積極的に声をかけられ、笑顔で交流される姿を見せられました。
「私達二人にとってとても思い出深いものと」
両陛下は今回の訪問を振り返られ次のような文書を発表されています。






「日本語や日本文化など我が国に関心を寄せるインドネシアの学生・生徒さんや、インドネシアで暮らす日本の子ども達や若い人々と交流する機会を通して、両国の友好親善と協力関係における若い世代の可能性を感じました。若い世代の人々が、お互いの国に対する関心を深め、両国の相互理解と友好協力の一層の深まりに大きな役割を果たしていってくれることを期待いたします。
今回の訪問は、二人揃っての初めての東南アジアの国への公式訪問でもあり、私達二人にとってとても思い出深いものとなりました。この訪問を準備していただいた日本・インドネシア双方の多くの関係者の皆さんの尽力に深く感謝したいと思います。そして、この訪問を契機として、両国国民の相互理解が更に深まり、日本とインドネシアの友好親善と協力関係が一層進展することを心から願っています」


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ご自身の判断で大学に急きょご訪問
ご感想にあるように今回のご訪問で両陛下が積極的に取り組まれたのは、若い世代との交流でした。20日、両陛下は首都ジャカルタにあるダルマ・プルサダ大学をご訪問。日本で学んだ元留学生たちが設立した学校で、日本語教育がさかんです。両陛下は、愛子さまと同じ大学4年生との交流で卒業論文の話題に。


「卒業論文ということは4年生?」と雅子さまが声を掛けられ「はい、4年生です」と答える学生に陛下は「うちの娘の愛子がちょうど今、卒業論文をこれから」と話されました。
「『NARUTO』というアニメが好きです」と話す学生に陛下が「私は徳仁(なるひと)です」と言って周囲を笑わせる場面もありました。
当初、雅子さまは体調を考慮してこの日の訪問を見送られる予定でしたが、ご自身の判断で急きょ、出席を決められたということです。


7日間の滞在ではその他にも、ジャカルタ近郊にある職業専門学校、インドネシア独立に功績のあった政治家や市民、元日本兵らが葬られている「カリバタ英雄墓地」などを訪問されました。







若者など多くの人に寄り添われながらも、気さくに声をかけられる姿は、両陛下の国際親善の「令和スタイル」を感じさせました。
両陛下にとって充実のインドネシアご訪問となったことは間違いなさそうです。
●天皇皇后両陛下、20年前の海外ご公務で見せられたお心遣い 小児病院の子供たちと交流、雅子さまが優しく抱きしめられる場面も