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更年期に手と爪を美しく!浮き出た血管&もろい爪対策に取り入れたい食材&漢方薬

指先を触っている
女性ホルモンの減少は手や爪にも影響が…
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更年期は女性ホルモンの減少により、手の血管が浮き出て見えたり、爪がもろくなったりすることがあるのだそうです。漢方にも詳しい管理栄養士の小原水月さんは「適切なケアをすれば、手や爪を美しく保てる可能性がある」と話します。そこで、更年期女性の手と爪のエイジングケアをする方法・食材・漢方薬について教えてもらいました。

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手や爪の老化サイン

手の老化サインには、しわや筋ばる、しみなどがあり、とくに、血管のしなやかさが失われて血管が浮き出て見える症状を「ハンドべイン」と呼びます。

また、爪は、縦筋やひび割れ、欠けなどが老化サインといえます。これは、爪の代謝の低下や栄養不足をあらわしており、爪が薄くなったり、くすんだりするのも老化のサインです。

手や爪の老化があらわれる原因

手や爪の老化には、更年期による女性ホルモンの減少が大きく関わっています。

3本の指
手の血管が浮き出たり、爪がもろくなったりする原因は?
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手の老化の原因

女性ホルモンには、皮膚内部のコラーゲン生成のサポートをしたり、血管をしなやかに保ったりする働きがありますが、更年期によって女性ホルモンが減少すると、その働きが弱まり、肌の弾力や血管のしなやかさが失われます。その結果、手の甲に血管が浮き出て見えるハンドベインがあらわれるのです。

また、女性ホルモンには肌のターンオーバーをサポートする働きもあるため、女性ホルモンが減少すると、紫外線によって増えたメラニン色素がうまく排出できずに沈着して、しみとなってあらわれてしまいます。

さらに、手は手洗いや水仕事で日焼け止めが流れやすく、紫外線対策が不十分になりがちなため、しみができやすい部位です。また、昨今ではアルコール消毒を頻繁に使用する機会も増えたので、皮膚の油分が奪われて乾燥し、しわができやすくなります。

手をさすっている
頻繁なアルコール消毒なども手の老化につながっている
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爪の老化の原因

爪の主成分であり保水性の高い「ケラチン」の保持にも女性ホルモンが関わっています。女性ホルモンが減少すると、ケラチンの保持が難しくなるため、爪に縦線が入ったり、割れやすくなったり、爪の老化が生じます。

また、爪に十分な栄養が運ばれなくなることも、爪を老化させる原因と考えられています。消化機能や血流が低下すると、食べ物からの栄養の吸収率を下げ、爪を作っている爪母(そうぼ)に栄養や水分、酸素が十分に届けられなくなります。

お腹の前で手を重ねている
消化機能の低下で指の先まで栄養が届いていないことも原因に
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手や爪のエイジングケア方法

手や爪の老化を防ぐには、しっかり保湿をして乾燥を防いだり、紫外線から手や爪を守るために日焼け止めをこまめに塗ったりするなど、基本的なケアが欠かせません。

さらに、血流を促進することがハンドべインの緩和や爪に必要な栄養を運ぶために大切です。

ハンドマッサージをする

手の血流を促進するためには、ハンドマッサージが効果的です。

まずは、心臓より高い位置まで手をあげ、手のひらを縦方向と横方向にそれぞれ10〜20秒ぶらぶらさせ、末端の血流を促進させましょう。

次に、手のひらに適量の保湿クリームをとり、手の甲を大きくさすります。

ハンドマッサージの指の指圧の仕方1
まずは爪先から付け根に向かってマッサージ
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指で爪先を挟んで螺旋を描くように付け根に向かって指圧し、付け根から一方向(螺旋は描かない)に指圧しながら爪先に戻りましょう。

ハンドマッサージの指の指圧の仕方2
次に付け根から爪先へ向かってマッサージ
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さらに、指の間をゆっくり指圧したり、指の付け根から手の甲の骨に沿って親指ですりあげたりして血流を促進します。手をグーパーするのもいいでしょう。気持ちがいいと感じる強さで1日に5〜10分程度マッサージすると効果的です。

ハンドマッサージのやり方を図解
最後に指先側から手首側へ向かって手の甲をすりあげる
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硬くなった血管を柔らかくする

適度な運動には、血管を拡張してしなやかにし、血流を促進する効果が期待できます。

日本循環器協会「運動をしよう」(https://j-circ-assoc.or.jp/live/50/)には、ウォーキングや散歩といった軽めの有酸素運動を週に150分行うのが望ましいと紹介されており、例として「25分×1回/日×6日」「50分×1回/日×3日」「15分×2回/日×5日」のパターンをあげています。

ウォーキングする女性
血流を促進するには激しくない有酸素運動がおすすめ
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いきなり運動することに不安を感じたり、運動をする時間の確保が難しいと感じたりする場合は、座る時間を減らして生活動作を増やすだけでも効果的です。

ランニングや筋トレなどの息が上がるような運動は、血管を硬くする活性酸素が発生しやすいため、血管を柔らかくするという観点ではおすすめできません。

ただし、脂肪燃焼が目的であれば、息がはずみ、ややきついと感じる運動が有効なので、目的に合わせて運動の強度を調整しましょう。

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