荷物は最小限に。ホテルへのお届けサービスなども利用
キャスターやボストンなど大きな荷物は、暑い中、持っているだけで体力が奪われます。できるだけ身軽にするとともに、荷物を持ち歩かないためのサービスをチェックしておきましょう。「荷物ならコインロッカーに」というかたは多いかと思いますが、訪日外国人も増える中、ロッカーの空きがないケースも多く見受けられます。
荷物の一時預かりや、最近は、駅や空港からホテルまで荷物を届けてくれる(あるいは逆)を実施するサービスも各地で増えていますから、調べておくといいでしょう。
チェックイン前・チェックアウト後に手荷物を預かってくれる宿も多いですが、その場合は行程に無理や無駄がでないかをチェックして。宿選びの際にも立地について、確認をしておきましょう。
リスク回避の持ち物は?携帯電話のバッテリーは必須
暑さ対策としては、日傘や帽子の他、28度以下で凍結し、28度以上で溶け出して冷やしてくれるネッククーラーも人気です。
また、熱中症の対策として「水分」と「塩分(塩飴など)」の補給は必須です。のどが渇いたと思っても、場所によってはすぐに入手できないこともあります。鞄に水筒などを常備しておくと安心です。
他にも、夏は台風や豪雨など、自然災害も意外と多く出会います。情報収集や連絡手段が途絶えないように、携帯電話の予備バッテリーは持参すること、大事な連絡先は紙のメモも持参しておくことをお勧めします。
楽しい旅だからこそ、備えあれば憂いなし。頭の片隅にちょっと入れておくと、リスクを減らし、快適に安心して旅が楽しめますよ。
◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん
旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年より7年間、NHKラジオ『Nらじ』月一レギュラーを