レモンの冷蔵&冷凍保存のポイント
レモンは常温でも1週間程度保存できますが、果皮がしなびたり、香りが減ってしまったりするおそれがあるので、基本的に冷蔵保存がおすすめです。また、冷凍だとさらに保存期間が延びます。
レモンの冷蔵は、乾燥を避けることがカギ
レモンを冷蔵保存する場合、乾燥を避けるためにポリ袋に入れてから野菜室に置きましょう。可能ならばポリ袋に入れる前に、一つずつ新聞紙で包むと、カビが生えても他のレモンに移ることがなく、よりよい状態で保存ができます。丸ごとなら2週間〜1か月持ちますが、果皮に傷などがあるとカビやヘタの変色などが起きることもありますので、様子を見ながら早めに食べきってください。
カットした場合は、全体をラップでぴったりと包んで野菜室へ。使いかけだと傷みやすいので、2〜3日ほどが保存の目安です。
冷凍も便利!丸ごとも果汁もサッと使える
レモンは冷凍保存することもできます。使いやすい大きさにスライスしてから重ならないようにラップに包み、さらにジッパー付きの保存袋に入れてから冷凍庫で保存しましょう。凍ったまま紅茶やジュースに入れて使うことができます。また、果汁をしぼって製氷皿で凍らせれば、必要なときにすぐにレモン汁を使用できて便利です。
丸ごと冷凍なら、風味や香りの損失が少なく保存ができます。よく洗ってから水気を拭き取り、ラップで包んでから保存袋に入れて冷凍庫へ。丸ごと冷凍したレモンは、すりおろしてドレッシングや、レモンサワーなどに使うことができます。冷凍レモンをすりおろすと、皮に含まれるシトラールという香り成分の効果で、レモンの爽やかな香りがさらに楽しめますし、酸味がまろやかになります。
◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/
構成/イワイユウ