
冬のファッションは暗い色になりがち。そこで皇后雅子さまの冬のファッションをチェック。顔映えのいい白コートを主役にした気品に溢れるファッションを振り返ります。
ショールカラーがこなれ感たっぷりドレープが効いたAラインコート
天皇陛下(当時・皇太子)とのご婚約に関して、皇室会議に提出する写真撮影のため、自宅から帝国ホテルを訪問された雅子さま(当時は小和田雅子さん)。


ワイドなデザインのコートはショールカラーでドレープの効いたデザインがエレガント。コートの中は、淡いピンク×白の千鳥格子のジャケットとピンクのタイトスカートのセットアップというコーディネートでした。優美なAラインのカシミアコートに足元はグレーのパンプスを合わせられメリハリを。アクセサリーはパールのイヤリングやブレスレット、ネックレスを身につけられ、全体的に淡いピンクや白が多めで、女性らしい印象のコーディネートでした。
光沢感のあるコートを主役にしたドレッシーなコーディネート
1994年12月、ヨルダン大使公邸にて大使のお出迎えを受ける天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。雅子さまは光沢感のある白のコートをご着用でした。

雅子さまがお召しになったコートは、シルエットも素材もエレガントなドレス感のあるコート。フレアなラインがドレッシーな雰囲気です。靴もバッグも黒×ゴールドでそろえられ、華やかな中にも落ち着き感を添えています。小ぶりなバッグやシックな黒を選ぶことで、主役のコートが引き立っていました。
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カジュアルなダウンコートも白とファーでエレガントに
1998年2月、長野五輪で、ジャンプノーマルヒルを観戦される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。カジュアルな白のロングのダウンコートに同じく白のファーの帽子をお召しでした。

カジュアルな印象の強いダウンコートも、雅子さまの着られたようなロング丈で真っ白だとエレガントな佇まいに。さらにボリュームのあるファーの帽子がポイントになり、華やかな雰囲気になり、パールのイヤリングも相まって、カジュアル感が軽減。女性らしいダウンコートスタイルにまとまっています。
生まれたばかりの愛子さまと退院される際も白ファッション
2001年12月、愛子さまご誕生の1週間後、愛子さまを大事そうに抱きかかえられ宮内庁病院を退院される雅子さまは白ファッションでした。

雅子さまは、愛子さまのおくるみに合わせられたのか、純白のセットアップをセレクト。アクセサリーもパールのイヤリングやネックレスをお召しになり、キラキラと明るい印象でした。足元は上品なブラウンをチョイス。エナメルパンプスはツヤ感がありシンプルながらポイントに。白×ブラウンという優しい配色が素敵でした。
スタンドカラーのロングコートに締め色ブーツで好バランス
2008年1月、長野県で行われた冬季国体開会式に出席された天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。スタンドカラーのオフホワイトのロングコートが主役のコーディネートでした。



クールかつエレガントな立ち襟のデザインのオフホワイトのコートに、同じ色の帽子を合わせられおしゃれ度を底上げ。コートが長くビッグシルエットなぶん、足元はタイトなブーツでメリハリがありバランスもばっちりです。
白のロングコートに淡いピンクの差し色が可憐なたたずまい
2019年11月、奈良からお帰りの際の雅子さまは、白のロングコートをお召しでした。小物も白をセレクトされ、オールホワイトコーデに。



白のコートは織りのデザインが特徴的。同色の帽子は、リボンがほのかなピンクでワントーンコーデのさりげない差し色となっています。Iラインが強調されたロングコートに、足首を見せ、先の尖ったポインテッドトゥのパンプスをプラスすることで、抜け感が生まれ、白という膨張色でもすっきりとした印象に。シンプルな白のコートだからこそ、胸元のブローチやパールのイヤリングがアクセントとなり、顔周りが華やかな印象にまとまります。
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