ダイエット中の悩める女子・ユキさんの疑問に、「ABC HEALTH LABO(エービーシー ヘルス ラボ)」の栄養士、アヤネさんが回答! 今回の疑問は、こちら。
Q ダイエット中の間食、何時ならOK?
夏だし、ソフトクリームとかかき氷とか、おしゃれなアイスバーとかが、食べたい! でも、ダイエット中、毎日、毎日、おやつを我慢するのがつらくって。運動する日の朝ごはん代わりに食べる…じゃ、ダメかなあ?
痩せているモデルさんの中には、ドライフルーツやナッツを食べているという人も。それなら食べてもいいの??
A おやつは、エネルギー源となるものを15時にどうぞ
朝いちばんなら、という考え方もありますが、最近、話題になっている”時間栄養学”の考え方では、「おやつは15時」がベストタイミングなんです。
”時間栄養学”は、朝起きたら、陽の光を浴びて…と昔ながらの生体のリズムに合わせて食事をするのが健康にいい、という考え方。
実は、人間の体内時計は25時間。これを地球が自転する24時間に合わせるため、朝、起きたときに、人間は脳をリセットしているんです。例えば、起床して1時間以内に朝ごはんを食べることは、体内のリズムを整える上で◎。
また、”時間栄養学”によると、体内には「ビーマル1」をはじめ、”時計遺伝子”と呼ばれる「たんぱく質」があるといいます。これが特に多く分泌されている時間帯、22時から深夜2時には体が脂肪を蓄えやすいとか。遅い時刻に夕食をとると太ってしまうのもこのせいなんですね。
逆に「ビーマル1」の分泌量が少ない時間帯、14時から16時は、脂質を吸収しにくい。だから、”おやつは15時”はとっても理にかなっているんですよ。
そうはいっても、特にダイエット中なら、食べる内容は選ぶ必要が。ユキさんには可哀想だけれど、かき氷でもアイスでも、なんでも食べていいよ、とは言ってあげられません(笑い)。
オススメは、豆乳やヨーグルトなど、美しい筋肉を作る素となる「たんぱく質」を含むもの。食事を分けてする”分食”と考えるのなら、サンドイッチやおにぎりを1個、スープなどでもOKです。
ナッツは食べ応えがあるし、◎。ただし、カロリーも低くはないので、手のひら1杯分を目安に。ドライフルーツは、食物繊維が多い点はいいのですが、砂糖を使っているものは×。むしろフレッシュなフルーツのほうがベターですね。
おせんべいは糖質だし、おまんじゅうなど餡を含む和菓子は砂糖いっぱいだから×。薄力粉を使っているケーキも、血糖値を上げる点で×。どうしても!という場合は、せめて血糖値が上がりづらいGI値が低い素材や、栄養素を摂取できる野菜を使っているものを選んでくださいね。
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監修:ABC HEALTH LABO(エービーシー ヘルス ラボ)
東京を中心に全国約28万人が通うお料理教室「ABC クッキングスタジオ」の中で、ヘルスケアビジネスを推進するチーム。医療、美容、スポーツの観点から食を研究し、レシピ提案やセミナー、料理レッスンを行っている。公式サイトは、https://www.abc-cooking.co.jp/labo/