ダイエット中の悩める女子・ユキさんの疑問に、「ABC HEALTH LABO（エービーシー ヘルス ラボ）」の栄養士、アヤネさんが回答！ 今回の疑問は、こちら。
Q 野菜から食事をはじめる「ベジファースト」の効果は？
食事は野菜から食べたほうが太りづらいーー俗にいう”ベジファースト”って本当ですか？ 空腹時のランチとか、思わずおにぎりや惣菜パンをガツガツ食べちゃうこともあるのだけれど。
やっぱり野菜から食べるべき？ ちなみに、野菜だったら、どれでも大丈夫？
A 全部の野菜がOKではありません。NG野菜に注意を
ユキさん、お腹が空いているときに、「糖質」を多く含むごはんやパンなどから食べはじめるのは、デブの素ですよ！
糖質には「ブドウ糖」など、血糖値を上げる効果をもつ「単糖類」が含まれています。ごはんやパンなどから食べはじめると、血糖値が急上昇、そして急降下しやすいんです。その結果、満足感を得られず、人によってはアドレナリンが出て、イライラ状態になってしまうことも。
一方、野菜には糖質が少なく、より消化に時間がかかる「食物繊維」が含まれています。そのため、血糖値の上昇がゆるやかに。中にはお腹の中で膨らむものもあり、満腹感を得ることができるんです。
もちろん、野菜の中には糖質を多く含むものも。じゃがいもやさつまいも、かぼちゃやとうもろこしなどは×。OKなのは、ほうれん草、レタス、キャベツ、小松菜などの葉物野菜。食べ方は生でも茹でても大丈夫。
また、ナスや玉ねぎも◎。海藻やきのこ類は脂質排出にも役立つので、特にオススメです！
つまり、サラダから食事をはじめるのが、合理的に太らない食べ方なんです。
素材によって食物繊維の量はさまざまですが、できれば毎食、お茶碗一杯分の野菜、と考えればOK。ダイエット中の人はこれを目安にしてくださいね。
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監修：ABC HEALTH LABO（エービーシー ヘルス ラボ）
東京を中心に全国約28万人が通うお料理教室「ABC クッキングスタジオ」の中で、ヘルスケアビジネスを推進するチーム。医療、美容、スポーツの観点から食を研究し、レシピ提案やセミナー、料理レッスンを行っている。公式サイトは、https://www.abc-cooking.co.jp/labo/