
春の雨がそぼ降る週末、大学構内の一角が、華やかな光を放っていた。天皇家の長女・愛子さまが母校である学習院をご訪問されていたのだ。とびきりの笑顔を見せるそのお姿は、多忙な毎日の中、息抜きとなるひとときを心から楽しまれているようだった──。
4月13日、毎年恒例となっている「オール学習院の集い」が開催された。学習院の卒業生らがかつての学び舎を訪れ、旧交を温めながら世代を超えて絆を深め合うこのイベント。昨年に続いて愛子さまは、親しいご友人たちと参加された。
「愛子さまは、ベージュのトレンチコートの下に黒のトップスと花柄の入ったグリーン基調のロングスカートを合わせられ、足元は紺のパンプス。白地に水色と黄色のしずく模様の入った折り畳み傘を手にされていました。
お越しになって真っ先に向かわれたのは、福島県にある水族館『アクアマリンふくしま』の移動水族館。海の生き物と触れ合うコーナーは子供たちにも大人気で、愛子さまも身を乗り出してご覧になっていました」(参加者)

その後は、オーケストラの演奏会場へ立ち寄られたり、昨年同様、盲導犬の紹介ブースを訪ねられたりと、関心のある展示をご覧になった愛子さま。
「一緒に展示を回っていたのは仲のいいお友達のようで、トレンチコートのベルトをウエストでキュッと絞っている愛子さまが『ちょっと脱ぎにくいんだよね』などと笑ってお話になる様子も見受けられました。
盲導犬の紹介ブースでは、スタッフの説明に耳を傾けられる愛子さまに犬が近づき、すりすりと愛子さまのコートに顔をこすりつける場面も。犬も愛子さまの愛情深い雰囲気を感じ取ったのでしょうね」(前出・参加者)
その日の愛子さまの滞在時間は3時間あまり。参加者に自然に溶け込んで過ごされていて、在校生が「愛子さま、私も見たよ」などと会話をする姿も見られた。
※女性セブン2025年5月1日号