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自称“演説声マニア”のライター・オバ記者、ロックオンしたのは共産党・田村委員長 注目した意外な経歴

共産党委員長・田村節子さんと2ショットのオバ記者
共産党委員長・田村節子さんとツーショット
写真5枚

東京都議会議員選挙は、22日に投開票が行われる。各地で活発に選挙戦が行われ、各党の代表らも街頭演説に立っている。そこで、選挙が行われるとどこにでも街頭演説に駆けつけているオバ記者ことライターの野原広子(68歳)が演説での“声”に注目してリポートする。

* * *

母親も選挙好きだった

「博打好きは親の血」というけれど、選挙好きもそうだと思う。うちは母親が町長選挙になると「ヒロコ、いぐべ」と私の手を引っ張って何度、街頭演説に出かけたことか。母親の従姉妹のT子姉ちゃんは20 代で議員会館の受付をしていて、私は小学4年生の時にT子姉ちゃんの案内で国会議事堂見学をしている。

オバ記者の母親
母ちゃんも選挙好きだった
写真5枚

その私が今、ひょんなことから茨城の子供たちを案内しているのだから、ほんと、縁って不思議。

でもね。私も母親もおそらくT子姉ちゃんも、政治が好きかというとちょっと違う気がするんだわ。投票で白黒つける選挙、要するに火事場騒ぎが好きなんだと思う。でないとここしばらくの私のフットワークの軽さは説明つかないもの。

で、ここから先はちょっと言うのをためらうんだけど、私は演説の声フェチで、支持政党はあるようなないような。それよりも優先するのは、街頭演説の声とかトーンなんだよね。

数年前まで私の耳をつかんで離さなかったのが公明党の代表をつとめた山口那津男さん。こんなに素敵な声の人っていたかしらと彼の演説が始まると耳を立てて聴いていたもの。鉄道マニアには、列車の写真を撮るのが好きな“撮り鉄”が多いけれど、列車の音ばかり集めている“音鉄”も少数ながらいる。それで言うと私は“演説声マニア”だ。

共産党の田村委員長の“声”にロックオン

これって、恋に落ちる時と近い感覚でね。ある日、あるフレーズが耳の奥に飛び込んできたら耳の奥で繰り返しリフレインするんだけど、今度の都議会議員選挙で私をとらえたのは、共産党委員長の田村節子さん。田村さんの「日本共産党が提案すると都政が動く」と言うフレーズごと、ロックオンよ。

それにしてもなぜこんなに耳に心地いいんだろうと思ってネットで調べたら、田村さんは小学生のときに合唱を始めて、大学時代には合唱団のサークルで声楽を学んだんだって。だからか、言葉の節のつけ方、アクセントの強弱が完璧だと、私の耳は言うんだわ。

そうなるとガマンができない性格。ふと思い立ってネットで調べたら田村さん、これから王子駅前での都議会選挙の応援演説をするというじゃないの。うちから王子まで電車で30分もかからない。あの声、あの抑揚を生で聴けると思ったら炎天下、駆け付けてました!

それだけじゃない。演説が終わった後、声に興奮した私はお近くにいらした田村さんに声をおかけしてツーショット写真を撮っちゃった! 忙しい中、失礼致しました。

都議会選挙がおわったら、7月末の参議院選挙の選挙カーが走り出すんだね。選挙カーには興味がないけど、参議院の街頭演説も楽しみ。

古古古米は“ふつうのお米”の味

なんてテンションが高い私に冷や水をかけたのが2021年製の高級米よ。ある人から「いる?」と聞かれて、最初は断ったんだけど、いや待てよ。カレー用ならいけるか?といただくことにしたの。見たらキレイな半透明で新米の時はどれほど美味しかったことか!

2021年製の茨城の高級米よ
高級米「ゆうだい21」
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で、いつものように炊飯鍋で炊いてフタを取ったら、そりゃあ、新米のような甘い香りはしないけど、糠臭い匂いもしない。ふつうのお米の味なんだよね。

2021年産でもふつうにおいしい
2021年産でもふつうにおいしい
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だからカルフォルニア米や韓国米に手を出す前に自国の”古古古米”を食べようかなとそう思ったわけです。

◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
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1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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