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《50歳で歌手、大学院生》3人の子供を育てる相川七瀬さん「いつもと違う人間関係を持っておくことは、自分を客観的に見つめられるので大事にしています」

『reShine2025年秋号』に登場した相川七瀬
多忙な毎日を送る相川七瀬さん
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いつもごきげんに過ごしている人は美しく、若く、ハッピーに見えます。大人の女性をとりまく世界にはウチにも外にも不機嫌のタネがいっぱい。落ち込みやイライラや自己険悪を軽やかに昇華させてしまう秘訣と知恵を、歌手の相川七瀬さん(50歳)に伺いました。発売中の大人女性に向けたムックシリーズ『reShine2025年秋号』に掲載している記事から抜粋して紹介します。

3つの違う人生が同時に走っているような体感

歌手であり、國學院大學の大学院生であり、3人の子供の母。多忙な毎日に「とてもしんどいです」と笑顔で話す相川さん。

「今、歌手としての自分と、大学院生の自分、そして家族のなかの自分、3つの違う人生が同時に走っているような体感があって、毎日本当に忙しくて、イライラする気力もないくらいなんです。年齢も50代に入りましたし、周りからも『そりゃ、しんどいでしょう』と言われますが、人生100年時代、たかが50歳で年齢を言い訳にしていたら、もうこの先、生きていけないかなと思って、頑張っています(笑)」

いつもと違う人間関係を持っておきたい

『reShine2025年秋号』に登場した相川七瀬
シャツ88,000円、パンツ69,300円、ローファー 80,300円/すべてYohji Yamamoto(ヨウジヤマモト プレスルーム) ピアス623,700円、ネックレス 588,500円、リング 1,287,000円/すべてMikimoto(ミキモト カスタマーズ・サービスセンター)
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「幸い、私は日常的に気分が落ち込むことがあまりない方で。というのも、20代でカラーセラピーの資格を取り、ほかにもセラピーやカウンセリング関連をいろいろ勉強したおかげで、自分の気持ちを整理、分解して考えたり、『ああ、この傾向の時にはこうしよう』と、自己対応のようなことをする習慣があったので、それに助けられているとも言えます。

もちろん、どうしても気分が沈んで、『もう誰にも会いたくないな』という日はあります。そういう気持ちの揺れが如実に出た時には、当時、一緒に学んで、今もセラピーの現場に携わっている友達とディスカッションをしたりします。家族や仕事仲間以外のいつもと違う人間関係を持っておくことは、自分を客観的に見つめられるので大事にしています。

毎日同じコミュニティにいることは、居心地がいい反面、そこにストレスや不機嫌の種があるもの。それは近い間柄ゆえのこと、仕方ないでことですから」

◆歌手・相川七瀬さん

あいかわななせ/大阪府出身。1995年デビュー。現在までのCD売り上げは1200万枚以上を超える。2025年11月8日にデビュー30周年を迎え、これを記念したミニアルバム『SPARKLE』を11月6日に発売。また11月8日(土)にはLINE CUBE SHIBUYAにてアニバーサリーライブを開催する。

撮影/岡部太郎(SIGNO) スタイリスト/RyokoKishimoto(W inc.) ヘアメイク/RYO(OFFICE KOBAYASHI Inc.) 構成・文/滝沢裕子

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『reShine2025秋号』では、気分が上がる美容・趣味・暮らしの実例やヒントを紹介。特集では“いくつになってもキレイ”の作り方や、ご機嫌でいるための秘訣を、reShine世代=(50~60代の女性たち)である、安田成美さん、高島礼子さん、南果歩さん、松本伊代さん、紫吹淳さん、鈴木砂羽さん、渡辺満里奈さんたちにインタビュー。誰もがおしゃれで粋に見える大人の着こなしについて、同世代の人気モデル、富岡佳子さん、前田典子さんがレクチャー。ほか、京都の大人旅や、白髪・薄毛対策、気になる美容医療など、役に立つトピックスをお伝えします。「付録付き限定版」では、3WAYに使えるマルチパウダー「レカルカ イルミネイトマルチ」の現品付き。

※『reShine』2025年秋号