
年齢を重ねた透明感と個性はどう作ればいいのでしょうか? アメリカと日本の二拠点生活をおくる俳優の武田久美子さん(57歳)に伺いました。発売中の大人女性に向けたムックシリーズ『reShine2025年秋号』に掲載している記事から抜粋して紹介します。
年齢を重ねて行き着いたシンプルケア
25年以上アメリカに在住し、サンディエゴを拠点に日本と行き来して活動をしている武田久美子さん。グラビアクィーンとして活躍していた20代の頃から変わらない美ボディで、当時から、自ら「美容オタク」として美容情報を発信していた“先駆け”でもあります。アメリカの最新美容をキャッチし、海外から見た日本の美容のクオリティの高さに気づく今、どんなことを行っているのでしょう。
「私の住んでいるサンディエゴはとても乾燥する地域なので、保湿には特に力を入れています。肌の管理で30代、40代のころと変わったのは、洗いすぎないようにしていること。朝は、洗顔料を使わずにぬるま湯で洗うだけ。髪もバレエのレッスンがなければ1日おきに洗います」

久美子さんが大切にしているのは、「アラを隠すのではなく、素肌の透明感を上げる」ケア。
「素肌がきれいであれば、メイクも最小限ですみ、肌への負担を減らせます。いい循環ですよね。そのためのケアは、保湿と紫外線カット。 あとは、摩擦を減らすこと。シンプルなんです」
Kumiko’s Favorites 「日本のバラエティショップは私にとってのおもちゃ箱!」
お手頃価格で使いやすいコスメが豊富なので、娘と時間を忘れて買い物してしまいます。今回、日本に来て購入したマイベストを紹介します。
【1】オペラ グロウリップティント 404/1980円/イミュ ※限定色のため完売。

【2】upink ドリーミーグロウチーク 01/1320円/Rainmakers

【3】キャンメイク ジュエリーシャドウベール 06/660円/井田ラボラトリーズ

定期的に自分の体を見つめ直し、健康を維持
28歳の時から東京にある同じクリニックで年に1回人間ドックを受けている久美子さん。昨年、悪玉コレステロール値が高いと指摘された。
「食事が急に変わったわけでもなく、体重が増えたわけでもないのですが、悪玉コレステロールだけが急上昇したんです。
お肉の脂身は避けていて、家で揚げ物もしないくらい油の摂取には気をつけていたのに、なぜ? と先生に伺ったところ、年齢による変化と遺伝だろうと。投薬するほどではなかったので、食生活を徹底的に見直してみようと自分なりに調べてみました。
すると、健康にいいと思って毎日食べていたものが数値を上げていたみたいなんです。それが、卵と乳製品。たんぱく質をとるための卵、腸活のためのヨーグルト、カルシウムのためのチーズも私のコレステロール値を上げる原因でした。徹底的にカットしたら3か月ほどで数値が正常に戻り、体重もマイナス4キロに」
◆俳優・武田久美子
1968年生まれ。キッズモデルとして活躍後、1982年に映画『ハイティーン・ブギ』で俳優デビュー。1999年にアメリカに移住し、現在はサンディエゴと日本を行き来する生活。@kumikotakedaofficial
撮影/土山大輔(TRON) スタイリスト/Takayuki Sekiya ヘア/石倉諭 構成・文/岩淵美樹
* * *
『reShine2025秋号』では、気分が上がる美容・趣味・暮らしの実例やヒントを紹介。特集では“いくつになってもキレイ”の作り方や、ご機嫌でいるための秘訣を、reShine世代=(50~60代の女性たち)である、安田成美さん、高島礼子さん、南果歩さん、松本伊代さん、紫吹淳さん、鈴木砂羽さん、渡辺満里奈さんたちにインタビュー。誰もがおしゃれで粋に見える大人の着こなしについて、同世代の人気モデル、富岡佳子さん、前田典子さんがレクチャー。ほか、京都の大人旅や、白髪・薄毛対策、気になる美容医療など、役に立つトピックスをお伝えします。「付録付き限定版」では、3WAYに使えるマルチパウダー「レカルカ イルミネイトマルチ」の現品付き。
※『reShine』2025年秋号