《貧乏人同士の連帯》韓国出身の同世代の大学教授から取材を受けたオバ記者の共感と驚き 「私、貧乏人の子なんですよ」に「私も」と。「なんで日本で教授にまでなれるのよ」

高齢化が進む日本社会において、老後のお金の確保は重要な課題。それは急速に高齢化が進む韓国でも同じことだ。女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子氏は、とある韓国のメディアから老後とお金に関するインタビューを受けたという。取材時のエピソードをオバ記者が明かす。
韓国出身の大学教授からのインタビュー依頼
署名原稿を書いていると、ごくまれに「あなたにインタビューをしたい」という人が現れる。けど、今回ほど驚いたことはないわね。
メールの送り主の肩書を見ると、「茨城キリスト教大学 教授」とある。なるほど。私は茨城県出身で、同県内で行われる講演会の講師を依頼されたりすることもあるから、そっちかな?と思いつつ、そのかたの自己紹介文を読みすすめると、なんとなんと、その人、申美花さんは名前からわかるように韓国の人だったの。
長く茨城キリスト教大学で経営学の教授をしていて、いまは定年退職し嘱託として教壇に立っている、とメールには書いてある。さらに、「韓国語の翻訳は任せていただきたい」って、なんですかい! 私、オバ記者が海外メディアに取り上げられるですと?って、ほんと、声がひっくり返りそうになったわよ。
「野原さんと私は1才違いの同世代なので、以前から“オバ記者”の記事を読んでいて、いつかお会いできたらと思っていました」
インタビューの日、申さんは出合い頭にそう言って、掛け値なしの笑顔を見せてくれた。(わぁ、この人、好きだわ!)ってたちまち心をつかまれたわよ。

インタビューのテーマはざっくり言うと、「老後とお金」だ。
申さんによると、いまの韓国は日本ほどの超高齢社会ではないけれど、これから急激に日本を追い抜いて、2040年には世界一になるのだそう。「高齢化の速度が速いと対応が追いつかず、いろんな問題が噴出します。そして老後のお金が不安という人がますます増えてきます」と申さん。
インタビューに答える前に、大前提として「私、貧乏人の子なんですよ」と言うと、申さんが「私もです」と。あぁ、もうがまんできません。「えええ〜。韓国生まれで、私と同世代の貧乏人の子がなんで大学に行けて、日本で教授にまでなれるのよ」と、つい前のめりになった。