今夏ブームの食材といえば“梅干し”。健康効果は古くから知られるところだが、今改めて注目されているのはその“美容パワー”だ。
2人の子供を産んでもなお完璧なスタイルを維持する篠原涼子(42才)も、梅愛好者。ヨガやジムに通いしなやかな筋肉作りに励む篠原は、「筋肉の血流をよくし、凝りをほぐすため」に、「梅肉エキス」を摂っている。
トップモデルのミランダ・カー(33才)も以前から「日本食が好き。特に梅干しやみそ汁」と公言しており、おやつ代わりに食べているという。
梅干しの健康&美容に役立つパワーって?
まず健康効果について。『すごい梅干し』(主婦の友社刊)著者で和歌山県立医科大学准教授の宇都宮洋才さんが言う。
「梅干しに含まれるクエン酸には疲労回復効果があります。疲れたときに食べるといいといわれるのはそういう理由です。また、血液を弱アルカリ性に保ちサラサラにするので、動脈硬化など血管の病気を予防することも実験からわかりました。ウムリンという成分が酸化ストレスを抑制し卵子老化を防ぐというデータもあります」
美容パワーについて、こう続ける。
「活性酵素がシミやくすみを撃退します。梅農家のかたに話を聞くと、“長年梅を触っていると手が白くなる”と言います。美白効果についても研究中です」(前出・宇都宮さん)
梨花もはまっている!梅干しのおいしい摂り方
特に最近注目されているのは、レンジでチン、オーブンで焼くなどの「ホット梅干し」だ。梨花(43才)も自身のインスタグラムで、《最近レンジで1分チンした梅干しを食べる!》とハマっていることを明かしたばかり。
「梅干しに含まれるバニリンという成分には脂肪を燃焼させる効果があるのですが、加熱することでこの成分が増えるのです。温めることで香りがよくなって、リラックス作用も生み出します」(前出・宇都宮さん)
朝起きてから白湯に一粒いれて飲んだり、番茶に醤油と生姜と梅干しを加えた「梅醤番茶」など、温かい飲み物として摂取しても効果◎。
ただし、食べすぎると塩分過多になるため、1日1~3粒を毎日食べるのがおすすめだ。小さな一粒に詰まる驚きの効果。習慣にしない手はありません。
※女性セブン2016年7月21日号
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