インストラクターやダンサー、ヘアメイクアップアーティストなどのプロフェッショナルにとって、健康で美しい体を保つのも仕事のうち。そこで、そんなプロのスリム美人たちに、ワークアウトや食事など、“美痩せ”のために心がけていることを質問！
東京都・渋谷の「Uttal yoga&healing school（ウタール ヨーガ・ヒーリングスクール）」を主宰する椎名慶子さんは、瞑想ヨガのスペシャリスト。瞑想には過剰な食欲をコントロールする効果も期待できるのだとか。そこで、椎名さんに心と体の健康を保つコツを聞いた。
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FOOD キアヌを混ぜたごはんが定番
ヨガをはじめて5年目から、心をより穏やかにしたいという気持ちからベジタリアンに。はじめた当初は厳格に行っていたのですが、3年ほど続けたら、頬の肉が垂れ下がっていたり、肌がひどく乾燥したり…体にびっくりするような不調が出たんです。
鉄分や亜鉛、脂質など足りないものを意識的に補充していなかったので、ホルモンのバランスが崩れたみたいで…。それからは自分に合うように規制をゆるめました。
現在は、朝ごはんは白湯を飲む程度。ランチは、ひとりならキヌアを混ぜたおにぎりを2個。具材は入れません。人と食べるのならインド料理屋さんで、ベジタリアンなカレーを選びます。夕飯を自宅で食べるときは、キヌアごはんと野菜炒めなどですね。
実はストレスがたまると、食べることで発散するタイプ。学生時代はとにかくごはんが大好きで、一度の食事の分量も多く、おやつ代わりに定食を食べていました。それがヨガインストラクターになって、職業上、プロポーションを整える必要が出てきて。ごはんを豆腐に置き換えて、半年ほどで10kgほど減量しました。今、振り返ると無謀な方法なので、全然オススメしません（笑い）。
ただし、ヨガをはじめ、瞑想をするようになって、次第に「なんとなく食べたい」「口ざみしい」という欲求が消えていきました。なので当時、食事の分量を減らすのが、苦痛ではなかったんです。
BODY＆MIND 心の状態に合わせて瞑想、茶道、ダンスを選択
瞑想は毎日、朝と晩に1回ずつ行う習慣です。瞑想は“いちばんいい状態の自分”に戻してくれるもの。朝は大体5分ほど、夜は日によってまちまちですが、時間があるときは2時間ほどすることもあります。
また、週に1回、茶道に通っています。ヨガも茶道も動きながら集中していく点が同じ。ただし、ヨガがひとりで自分の内側に向かうのに対し、茶道は自分が集中した先に相手がいる。だから、人とつながっている、という感覚を得ることができるんです。
体を動かすことには心を整える効果がある、と思っています。なので、体がだるいときはストレッチ、自信がなくなったり、迷いが出てきたりというときには筋トレ、と心の状態に合わせてポーズをとるようにしています。
どうしても心が前に進まないときには、ダンスのレッスンに参加することも。子供の頃にバレエを習っていたこともあって、踊るのは楽しい。今はベリーダンスにはまっていますね。
BEAUTY&FASHION オーガニック＆エシカルが基本
身につけるものや化粧品もできるだけオーガニックだったり、動物実験を行っていないと表明している企業の製品を選んでいます。
ヨガウェアは着ていて心地いいもの、下着も一時期、すべてコットンに変えました。でも、かわいくて、気分が上がるデザインのものをなかなか見つけられなくて。今ではコットンでないものも混じっています。そのように大体、極端まで詰めて、現実に合わせて調整することが多いですね（笑い）。
今回のスリム美人：椎名慶子さん
しいな・よしこ。ヨガインストラクター。「ホットヨガスタジオLAVA（ラヴァ）」の創業インストラクターとして数々の人気プログラムを開発。ニューヨークで全米YOGAアライアンスを取得後、ヨガ哲学や瞑想、マントラを専門的に学ぶ。明るく、楽しく、分かりやすい指導には定評がある。
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