栄養たっぷりな旬の野菜は、ダイエットの強い味方。そこで、「ABC HEALTH LABO(エービーシー ヘルス ラボ)」に、「なす」のダイエットや美容にうれしい栄養分とレシピ4種を教えてもらった。この時期ならではのおいしさを堪能して。
6月から9月に旬を迎える「なす」は、代表的な夏野菜のひとつ。インド原産の野菜で、日本には奈良時代に入ってきたと言われる。原産地周辺のナスは、白や緑が一般的なのだとか。
ダイエットを助けるなすの栄養素
注目成分は、皮に含まれる濃い紫色の色素「ナスニン」。強い抗酸化作用をもっていて、ストレスや紫外線を浴びることによって体内で発生する活性酵素を除去。肌へのダメージを軽減し、しみやソバカスの予防にも役立ってくれる。また、ナスニンにはコレステロールを下げる働きも。そのため、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防効果も期待できる。
なすにはこのほか、脂肪肝などの予防に役立つ「コリン」、免疫力アップやデットクス効果のもつ苦み成分の「アルカロイド」、むくみを改善してくれる「カリウム」などの栄養素も。健康効果たっぷりのなすを食べて、キレイな体型維持を狙って。
おいしいなすを選ぶポイントは?
・濃い紫紺色でつやがある
・表面にシワがなく、ハリがある
・ヘタの部分に鋭いとげがついていて、切り口がみずみずしいものが鮮度がよい
副菜に活躍しそうな「蒸しなすのポン酢和え」
加熱をしてからポン酢に和えることで、中まで味が浸透する。カロリーが気になるのならレシピ通りに電子レンジを使用、「ビタミン」をプラスしたいのなら蒸し器を使うのがオススメ。
カロリー…40kcal(1人分) 調理時間…10分
スダチでさっぱり「豚肉となすのみぞれ椀」
すりおろした大根おろしを加えた“みぞれ”。利尿作用をもつ大根は、なす同様にデトックス効果が期待できる。いらない毒素を排出した分、豚肉で「ビタミンB1」をプラス。油で揚げるひと手間でコクが増した豚肉となすを、スダチとともにさっぱりといただいて。
カロリー…192kcal(1人分) 調理時間…20分
むくみをトリプルアタック!「ゴーヤーと豚肉の白みそ炒め」
「カリウム」を豊富に含むゴーヤーは、体内の「ナトリウム」と「カリウム」のバランスを保ち、高血圧予防に効果的。むくみに悩む人は、良質な「たんぱく質」をもつ豚肉やナスも一緒に、トリプルアタックしてくれるレシピを取り入れて。
カロリー…198kcal(1人分) 調理時間…20分
香菜たっぷり「なすと海鮮のエスニックどんぶり」
おもにタイ料理やベトナム料理に用いられる調味料「ナンプラー」は、塩に漬け込んだ魚を発酵させたもの。独特のしょっぱさと濃厚なうまみが、どんぶりの味を簡単にアジアンテイストにしてくれる。そうめんなどと組み合せても相性◎。
カロリー…496kcal(1人分) 調理時間…20分
監修:ABC HEALTH LABO(エービーシー ヘルス ラボ)
東京を中心に全国約28万人が通うお料理教室「ABC クッキングスタジオ」の中で、ヘルスケアビジネスを推進するチーム。医療、美容、スポーツの観点から食を研究し、レシピ提案やセミナー、料理レッスンを行っている。公式サイトは、https://www.abc-cooking.co.jp/labo/
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