ヘア&メイク・アーティスト、山本浩未さんの『女性セブン』での人気連載をお届け。今回は山本さんが、チークやコンシーラーに使える3色セットのカラーコンシーラーを教えてくれました。
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頬に薄く広く「ムードカラー」を仕込んで血色感と立体感をプラス
1950年代頃まで、頬紅は頰全体に薄く塗っていました。いまも和装の花嫁さんメイクに、ちょっとその名残がありますよね。実は肌がくすんできた大人は、頬紅を広く入れると血色がよく見えるんです。顔色がパッと明るくなるし、顔立ちに立体感もプラスされます。
いわゆるチークの入れ方とは違って、ベースメイクの下にさりげなく忍ばせておくといいのですが、濃すぎると野暮ったくなっちゃうし、薄いと効果が出ない。テクニックが必要なので、なかなかおすすめはできなかったんです。そうしたら最近、これが簡単にできるアイテムが登場! セルヴォークの『ムード パレット』です。
赤っぽいムードカラーとライトファンデーション、ハイカバーコンシーラーがセットになったパレットで、ポイントは透明感や血色感を仕込んでくれるムードカラー。いわゆるチークって色がはっきりしてますが、ムードカラーは、まさに血色の「ムード」をかもし出してくれるんです。
素材にツヤ感のあるオイルや、頬が上気したように染まる色材を使用。この質感や色みもイマドキ。ピンク系とパープル系のふたつの色みがあって、リアル大人の方におすすめなのはくすみをカバーし、透明感の出るパープルです。
指の腹で広めにつけるだけでほどよい血色とツヤ感が
つけ方は、頰に指先でトントントンといつもより広めにつけるだけ。ブラシもセットされていますが、広めにつけたいので、ぜひ指の腹で! いい意味ではっきり色がつかないから「ここにこう入れなきゃ」というルールや「忍ばせる」っていうテクなしで、まるで仕込んだように発色してくれるんです。
ライトファンデーションは、ムードカラーの輪郭に薄く重ねると肌の血色や仕込みチークが絶妙に活きる、薄づきのファンデーション。ツヤ感があって、日中のメイク直しにも便利。小鼻の周りなどにくすみや赤みが出てきたら、これで簡単に直せます。
ハイカバーコンシーラーは、グロスなどに使われる高密着オイルを配合。抜群のカバー力と肌なじみで、シミやニキビ痕もしっかりカバーしてくれます。朝のメイクで活躍するのはもちろん、このパレットが1つあるとメイク直しで清潔感がすぐに取り戻せる点も優秀です。
きっちりきれいにするというより、きれいな雰囲気を出してくれるのもいまっぽい。程よくツヤがあって、乾いた肌にもフィットしやすいテクスチャーと、大人の「欲しい」が詰まっているから、ポーチに入れておくとすごく便利! あるようでなかったおすすめのアイテムです。
『ムード パレット』の使い方
【1】メイクができたところにいちばん下のチークをつかう。
【2】黒目の下、小鼻の横からつけ始めて、指でトントンと放射状に広げていく。
【3】目の下の陰には真ん中のファンデーションを丸筆で隠す。最後に、いちばん上のコンシーラーでシミをカバー。
詳しいやり方はコチラの動画をチェック!
ムードを仕込む3色セットのカラーコンシーラー
上からムードカラー、ライトファンデーション、ハイカバーコンシーラーをセット。浩未さんおすすめの色みは、くすみをカバーしやすいパープル系の02番。ムード パレット 02 4000円/セルヴォーク 電話:03-3261-2892
※女性セブン2020年10月8日号
山本浩未(やまもとひろみ)
ヘア&メイク・アーティスト。1964年生まれ。今すぐ実践できるメイクテクニックと親しみやすいキャラクターで、同世代からの支持も厚い。最新刊『たるみはメイクでなくせます!「3本の線」で顔を建て直す』(小学館)も好評。
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