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サウナ愛好家・岩田リョウコさんが語る!初心者向けのサウナの楽しみ方とは?

岩田リョウコさん
サウナ愛好家の岩田リョウコさんに、初心者でも楽しめるようにサウナの基本情報を教えてもらった
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近年、空前のサウナブームが起こっています。2021年はサウナ用語の「ととのう」が新語・流行語大賞にノミネートされ、日本サウナ大賞・サウナの魂賞・サウナシュランの3冠を受賞したドラマ『サ道』(テレビ東京系)のシーズン2である『サ道2021』も放送されました。著名人たちもサウナの魅力を次々に発信している影響で、これからサウナにチャレンジしたい人も多いのではないでしょうか。

そこで、サウナを楽しむための基本情報を、サウナ本『ちょっとサウナ行ってきます こうあるべきを脱ぎ捨てて、明日がもっと軽くなる』(いろは出版)を執筆した著述家・イラストレーターでサウナ愛好家の岩田リョウコさんに教えてもらいました。

「ととのう」を体験するには?

まず気になるのが、サウナー(サウナ愛好家)たちが恍惚の表情で叫んでいる「ととのった~」。どんな感覚なのでしょうか。岩田さんに聞いてみると――。

岩田リョウコさん
「ととのう」とはどんな感覚なのか?
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「“ととのう”とは、サウナ、水風呂、外気浴での休憩を繰り返すことにより、心身が整ったと感じる状態のことです。極度の“熱さ”“冷たさ”から解放されることで極限までリラックスすることができ、それが日常では体験できない“トランス状態”“快感”だと表現されます」(岩田さん・以下同)

誰もが「ととのう」を体験できるのでしょうか。

岩田リョウコさん
テントサウナを仲間と一緒に楽しむ岩田さん
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「感覚は人それぞれですが、気持ちいいと感じていたらオーケーです。サウナ上級者でも、ととのった感じがしない“ととのイップス”になることもあるので、自分だけととのわないと心配しないでください。ただし、しっかりと温まり、水風呂に入って、外気浴をすることが理想的。サウナによっては水風呂や外気浴をするスペースが用意されていない場合もあるので、サウナ選びも大切です」

初心者はどうする?サウナの選び方&楽しみ方

初心者はサウナ専門の施設に行き、ベテランサウナーたちの真似から始めると失敗がないと岩田さんは言います。

「慣れてきたら、アクセスのいいサウナを見つけてください。行きつけのサウナは“ホームサウナ”と呼ばれます。銭湯やジムにもサウナがあるので、生活スタイルに合ったサウナを探すと便利です。『サウナイキタイ』というサイトは、サ活(サウナに行った記録、口コミや感想)が日々更新されていくので、好みのサウナを検索できます」

岩田リョウコさん
初心者はまずベテランの人たちのマネから始めてみよう
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サウナの種類は?

サウナ室を温めている熱源の違いで、サウナの種類は違ってきます。熱源が電気ヒーターである「電気式サウナ」、ガス遠赤外線の「ガス式サウナ」、煙突つきの暖炉と同じ仕組みの「薪サウナ」、煙を充満させて温めてから煙を逃がして予熱で利用する「スモークサウナ、ミストが噴射される低温・高湿度の「ミストサウナ」など。

「電気とガスは一般的なドライサウナで、熱源が違うだけで利用する人にとってはあまり差がありません。そのなかでも室温は70~100℃と施設によって差があります。

岩田リョウコさん
電気式、ガス式、薪式などサウナと言っても種類はさまざま
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ミストサウナは50℃前後で温度が低めなので水風呂には入りづらく、いわゆる“ととのう”状態に持っていけないかもしれません。ただし、ドライサウナは肌がピリピリして苦手という人にはミストサウナが向いています。ミストサウナでじっくり温まって、サッと水を通すのも気持ちがいいですよ。

サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる“ロウリュ”を行えるサウナは、“フィンランド式サウナ”といい、アロマ水でいい香りを楽しめることもあります。熱波師(アウフギーサー)が蒸気をタオルで送ってくれる“アウフグース”が行われているサウナ施設もあります」

岩田リョウコさん
海外スタイルのサウナもある
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