
9月にはいり、朝晩は少し肌寒さを感じる日もちらほら。そんな季節に活躍するのがスカーフやストールです。そこで、皇后雅子さまの秋冬のストールコーデをチェック。巻き方や洋服とのバランスなど、コーデのポイントを探ります。
外務省時代もスカーフをおしゃれ巻き
1993年2月、外務省を訪れ、当時の渡辺美智雄外相にお別れのあいさつをされる雅子さま(当時は小和田雅子さん)。ネイビーのセットアップに合わせたのは、ブルーやグリーンがはいった柄のスカーフ。
ボリューム感のある結び方で、顔周りも華やか。目線が上に行くためスタイルアップ効果も期待できます。
ご成婚の日取りも決まった同年3月、御所でデートをされるため、自宅を出る雅子さま。

ネイビーのピーコートに白地のストールを巻かれ、顔周りが明るい印象です。カチューシャやゴールドのイヤリングなど、全体的にはシックな色合いながら地味にならない工夫も感じられ、当時からおしゃれだったことがうかがえます。
立体感のあるストールでコーデに奥行き、エレガントさも
2017年に奈良を訪問された際は、オフホワイトのパンツスーツに透け感のあるストールをお召しになっていた雅子さま。




パンツスーツはどちらかといえばマニッシュなアイテムですが、やわらかいオフホワイトのスーツに、ほんのりピンクがかったやわらかい素材のストールを合わせることで、優雅で女性らしいたたずまいに。スカーフはほんのり光沢があり、優美な雰囲気をまとえます。また、立体感のあるストールをまとうことで、のっぺりしがちな白コーデにも奥行きが出て、メリハリも生まれます。
パンツスーツコーデにお気に入りのピンクストールで女性らしさをプラス
2017年9月、「国際青年交流会議」の懇談会に出席された際にもストールコーデをご披露。このピンクがかったストールはよくお召しになっているお気に入りの1枚。シャネルのもので、これまでも何度も選ばれています。




パンツスーツに女性らしいピンクがはいったストールをプラスすることで、女性らしさが加算され、さらにパールのアクセサリーがやわらかい雰囲気を醸し出します。
ベーシックなワントーンコーデに華やかさ、スタイルアップも
2018年9月、特別養護老人ホームを視察された際も、ワントーンコーデにパールのアクセサリーそして、シャネルのストールを首にかけられていました。


雅子さまはヘアスタイルもアップにされ、首周りもすっきり。ストールを巻き、上半身にボリューム感を出すことで、スタイルアップも叶います。ストールは巻かずにかけるだけにすることで、縦のラインが強調され、スラッと見えるので、パンツスタイルと相性もバッチリです。
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やわらかい素材の白ストールでパンツスタイルでも女性らしさをキープ
2019年9月、新潟での「国民文化祭」にご出席の雅子さまは、洗練された白のワントーンスタイル。マニッシュなパンツスーツスタイルに同色のストールをプラスされていました。




白というと、膨張色でもあるので、全身でまとうと着ぶくれ感が気になりますが、雅子さまのように、縦のラインが強調されるパンツスーツにストールをプラスすることで、さらにIラインが際立ち、スラリとした印象にまとまります。
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