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ダイアナ元妃、没後26年 ウエストマーク、パールジュエリー、リボンなど…キャサリン皇太子妃と共通するファッションのポイント

キャサリン皇太子妃とダイアナ元妃の共通するファッションのポイントとは?(Ph/GettyImages)
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ちょうど26年前の1997年8月31日、パリで交通事故に遭い、36歳という若さで亡くなったイギリスのダイアナ元妃。突然の訃報に、イギリス国民だけではなく、世界中が悲しみに包まれました。生前の人気は凄まじく、1986年に日本へ初めて公式訪問をした際は、「ダイアナフィーバー」と呼ばれる社会現象が起こるほど歓迎されました。皆から愛されたダイアナ元妃を時折、思い出させるのが、現在のプリンセスであるキャサリン皇太子妃です。特に義母のスタイルに似ていると、ファッションが注目されています。今回は、2人に共通したファッションのポイントを探ります。

ワンピースやドレスにベルトを合わせてスタイルアップ

1982年7月、ロンドンのセントポール大聖堂で行われた感謝祭に出席したダイアナ元妃。ブルーのワンピースにフリンジのついた黒いベルトを合わせていました。ベルト以外の帽子やバッグ、靴など、小物を全て黒に統一していました。

小物を黒で統一したコーデ(1982年7月1日、Ph/GettyImages)
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ワンピースにベルトを合わせるファッションは、キャサリン皇太子妃の定番のスタイルでもあります。

フローラルのワンピースで子供たちの学校へ(2019年9月5日、Ph/GettyImages)
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2019年9月5日、ジョージ王子が通うトーマス・バタシー校へ、子供たちと手をつなぎながら、登校したキャサリン皇太子妃。この日は、マイケル・コースの花柄のワンピースに黒のベルトを合わせていました。

黒いベルトでウエストの細さを強調(Ph/GettyImages)
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ダイアナ元妃は比較的、シルエットがふんわりしたワンピースを選び、対するキャサリン皇太子妃はボディラインがきれいに見えるワンピースを好んでいる印象ですが、2人とも共通して、ワンピースの際はマストといっていいほど、ウエストマークがあるコーディネートにしています。

2人が着けていたベルトは腰のくびれの位置を強調し、スタイルアップの効果があります。ウエストマークは40年前から続いているファッションのテクニックです。

浩宮さま(当時)と。ベルトがないワンピースにもウエストマーク(1986年5月9日、Ph/GettyImages)
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赤のワントーンコーデにもさりげなく、ウエストマーク(2023年6月23日、Ph/GettyImages)
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このときは赤いハットが印象的(2023年6月23日、Ph/GettyImages)
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パールのイヤリングでエレガントさを演出

1985年4月、イタリアのプーリアを訪問した際、「ジャスパー・コンラン」のセットアップを着ていたダイアナ元妃。アクセサリーはダイヤとゴールドの枠のなかに一粒パールのイヤリングをつけていました。ネックレスは2連の小粒のパールがツイストされたデザイン。

パールのアクセサリーが上品さを底上げ(1986年4月1日、Ph/GettyImages)
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キャサリン皇太子妃もパールを愛用しています。2017年7月、ポーランドを公式訪問中、エリザベス女王の誕生日パーティーに出席した際、ポーランド出身のデザイナー「ゴシア・バクジンスカ」のノースリーブのドレスを着ていました。

イヤリングは「バレンシアガ」(2017年7月17日、Ph/GettyImages)
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ドレスに合わせたのは、パールのイヤリング。「バレンシアガ」のもので、こちらも瞳より大きい一粒パールで、エレガントかつ、華やかさをプラスしています。ネックレスも大粒のパールが5つ並んでいるデザインです。

ロイヤルといえばパールのジュエリー(Ph:GettyImages)
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パールはイギリス王室を代表するジュエリーの一つで、冠婚葬祭やパーティーなどのさまざまなイベントで活躍するアイテムです。ダイアナ元妃が愛用していたイヤリングやティアラなど、現在、キャサリン皇太子妃が身につけています。

戴冠式にはダイアナ元妃のイヤリングをつけて出席(左写真:1992年11月3日 右写真:2023年5月6日、Ph/GettyImages)
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ピンクコーデにパールのアクセサリーを合わせたダイアナ元妃(1989年6月1日、Ph/GettyImages)
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ウィンブルドンの観戦を楽しむキャサリン妃とウィリアム王子
ドロップデザインのパールのイヤリングもドット柄にマッチ(2022年7月5日、Ph/GettyImages)
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白い襟で顔周りを明るく、清楚な印象に

1983年4月、ニュージーランドのオークランドで、グリーンの水玉模様のワンピースを着ていたダイアナ元妃。肩先まで広がる大きな白い襟を合わせていました。白い襟はスタイルで、形が丸いものやフリルなど、さまざまな白い襟をつけていました。

ポルカドットのワンピースにピューリタンカラーを合わせたコーデ(1983年4月23日、Ph/GettyImages)
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ホワイトの襟はダイアナ元妃の定番のスタイル(1989年3月13日、Ph/GettyImages)
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ウィリアム王子を抱きながら病院から出てきたダイアナ元妃 水玉模様のドレスには白い襟がついていた(1982年6月1日、Ph/GettyImages)
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2023年7月に行われたウィンブルドン選手権に来場した際、キャサリン皇太子妃も白い襟のコーディネートで現れました。「バルマン」ジャケットには縦長の白い襟と同色のボタンがついており、さわやかな印象でした。

パステルグリーンとホワイトを合わせたさわやかなコーデ(2023年7月4日、Ph/GettyImages)
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白い襟は顔を明るく見せてくれる(Ph/GettyImages)
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白い襟があることで顔周りがトーンアップされるので、若々しく見せてくれます。また、白は清潔感と、さわやかさを演出します。キャサリン皇太子妃はパステルグリーンを、ダイアナ元妃は少し青みがかった暗めのグリーンですが、どちらも白い襟を合わせることでグリーンの鮮やかさを、さらに明るく引き出しています。

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リボンでフェミニンさを演出

ダイアナ元妃がよく取り入れていたのが首元のリボンです。1985年2月、イギリスのグロスターシャー州の警察署を訪問したダイアナ元妃。「ジャスパー・コンラン」の赤いスーツを着ていて、スーツからでた白い襟を立てて、ブラックのリボンをチョーカーのようにつけていました。リボンは可憐な印象を与えますが、ブラックカラーを選んだことで甘すぎないスタイルになります。

ジャスパー・コンランがデザインしたスーツを着たダイアナ元妃(1985年2月22日、Ph/GettyImages)
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自宅で撮影された際にも白い襟にリボンをつけたスタイルを公開(1983年2月1日、Ph/GettyImages)
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キャサリン皇太子妃はボウタイをリボンにするスタイルが多く、2022年10月に北アイルランドを訪問した際には「ウィンザーロンドン」のブルーのシャツを、2019年6月に行われたロイヤルアスコットでは、「エリー・サーブ」のドレスについたボウタイをリボンにしていました。

北アイルランドを訪問した際にブルーのシャツを着ていた(2022年10月6日、Ph/GettyImages)
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2019年はライトブルーの「エリー・サーブ」のドレスと「フィリップ トレイシー」の帽子で出席(2019年6月18日、Ph/GettyImages)
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リボンが印象的なコーデ(2019年6月18日、Ph/GettyImages)
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スーツやジャケット、パンツスタイルなどのメンズライクコーデの際に、リボンがついたブラウスを合わせることで、フェミニンさをプラスし、かたすぎないコーディネートに仕上げています。また、無地のシンプルな服にリボンを足しても、おしゃれ度がぐんとアップします。

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