「ひざたたき」で骨粗しょう症予防!
中村さんが考案した「ひざたたき」は、骨をつくる働きをする骨芽細胞を活性化させるため、骨粗しょう症の予防にも効果が期待できます。さらに、若返りホルモンとして中村さんが研究している「オステオカルシン」の分泌にもつながるので、健康で若々しさを保つためにも習慣化することをおすすめします。
「ひざたたき」を行うときは、かかと、足の裏をしっかり床につけ、ひざから下はなるべく床と垂直に、背筋を伸ばしたよい姿勢でいすに座ります。そして軽く握ったこぶしをタテにして、胸のあたりの位置からまっすぐに落とすように右手は右ひざ、左手は左ひざの上を交互にトントンとたたきます。
ひざの皿やももではなく、ひざの皿とももの間あたりを痛くない程度の強さでたたくのがポイントです。1度に20回程度、1日100回を目標に行いましょう。
◆教えてくれた人:整形外科医、美容皮膚科医・中村光伸さん
光伸メディカルクリニック院長。医学博士。日本整形外学会認定医。日本体育協会公認スポーツドクター。日本抗加齢学会認定医。整形外科から美容外科、美容皮膚科、リハビリテーション科まで幅広く診療し、若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家として、テレビや雑誌など多数のメディアに出演。整形外科医の知見から、若返りホルモン「オステオカルシン」の研究を進め、骨の強化と全身の機能回復を両立する「ひざたたき」を考案。著書に『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)など。https://www.kmcl.jp/