青バナナの下処理の仕方
運よく青バナナを見つけたらぜひ手に入れたいところ。しかし、「熟していない青バナナは、そのままでは硬くアクも感じられます」と小林さん。そこで、小林さんがおすすめするのが、電子レンジで加熱するだけの簡単な下処理方法。このひと手間でアクが抜け、味や調理しやすさがアップするうえ、むきにくかった皮もスルリとはがせるようになります。
《下処理のやり方》
【1.耐熱皿に置く】青バナナは、皮をむかずにそのまま、耐熱皿に置く。青バナナ2本ごと処理しておくと、調理するときに便利。
【2.電子レンジで加熱】電子レンジ（600W）で1分30秒～2分加熱する。片側が黒く変色したらいったん取り出して、やけどに注意しながらバナナをひっくり返す。
【3.両側が真っ黒になるまで加熱】：再度1分加熱。両側が黒くなるまで1分ずつ追加で加熱。アクを抜くため必ず中まで加熱する。色が変わったら冷水にとり、粗熱をとる。
【4.ひと口大に切る】ひと口大に切ると、むきにくかった皮がむきやすくなる。ただ、メニューによって切り方を変えたいときは、レシピに合わせて切ってOK。
【5.皮をむく】切ったバナナの皮をむく。加熱したことで、むきにくかった皮もスルリとむけるはず。このひと手間で、調理の際かなりの時短に。
青バナナをおかずに！「韓国風ごま和え」レシピ
《材料》（2人分）
青バナナ…2本 【A】［コチュジャン…大さじ1 ナンプラー…大さじ1 水…大さじ1/2 しょうが（すりおろし）…小さじ1/2 にんにく（すりおろし）…少々 すりごま…小さじ1 ごま油…小さじ1］ 万能ねぎ（小口切り）…適量
《作り方》
【1】青バナナは下処理をしてひと口大に切る。
【2】ボウルに【A】と1を入れて和え、器に盛る。最後に万能ねぎを散らす。
◆教えてくれた人：医師・小林弘幸
こばやし・ひろゆき。順天堂大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任。「腸のスペシャリスト」として、順天堂大学に日本初の便秘外来を開設。著書に『お医者さんがすすめるバナナの「朝食化」ダイエット』（アスコム）、『医者が考案した「長生きみそ汁」』（同）など。