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【天皇皇后両陛下ご訪問から1年】沖縄での「平和の祈り」を振り返る 火炎瓶事件から両陛下の“かりゆしコーデ”ご交流まで

かりゆしのシャツに着替えられた天皇陛下と、かりゆしのワンピースに着替えられた雅子さま
色味をブルー系でそろえられたおふたり(2022年10月23日、Ph/JMPA)
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今年の9月16日、24年ぶりに北海道をご訪問、今月の10月8日には、8年ぶりに鹿児島県を訪問されるなど、即位後の地方公務が注目を集めている天皇皇后両陛下。1年前の昨年10月には、アメリカから返還されてから50年という節目に、両陛下そろっての沖縄県ご訪問が注目を集めました。今回は、皇室のかたがた沖縄ご訪問で見せられた「平和の祈り」を振り返ります。

沖縄へ計11回、訪問された上皇ご夫妻

1975年7月、上皇ご夫妻(当時は皇太子・皇太子妃)が初めて沖縄を訪問されたのは本土返還から3年後のことでした。予期せぬ事態を案じた上皇ご夫妻は「たとえ石を投げられたっていい」と沖縄入りを決められたそうです。

初めて沖縄県を訪問された(1975年7月17日、Ph/JIJI PRESS)
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実際に「ひめゆりの塔」で献花された際、過激派の青年がご夫妻に向けて、火炎瓶を投げつける事件がありました。幸いにも退避され、大事に至ることなく、その後も現地の施設訪問を続けられました。

「たとえ石を投げられても私は行きます」と沖縄行きを決めたという(1975年7月17日、Ph/共同通信社)
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「ひめゆりの塔」での事件があったにも関わらず、翌年も沖縄を訪問されました。

ご夫妻の沖縄訪問は、80歳近くになられるまで続き、計11回に及びました。それだけ沖縄へ心を寄せられていたことがわかります。

「沖縄平和祈念堂」ご訪問(1987年10月、Ph/JIJI PRESS)
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昭和天皇のお言葉を代読(1987年10月、Ph/JIJI PRESS)
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天皇として初の沖縄県ご訪問(1993年4月、Ph/JIJI PRESS)
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国立沖縄戦没者墓苑にて(2012年11月、Ph/JMPA)
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退位の約1年前の2018年3月、天皇皇后として最後の沖縄訪問では、糸満市にある「国立沖縄戦没者墓苑」を訪れ、犠牲者に白菊の花をささげられました。

平成最後の沖縄訪問(2018年3月、Ph/JMPA)
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