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皇后雅子さま、防寒もおしゃれも両立の「首元のおしゃれ術」をチェック シンプルコーデに差し色スカーフがお得意

1995年12月、日本の各国駐在大使を招いて、伝統的な鴨猟を行う恒例行事に参加された雅子さまと天皇陛下
グレーのジャケットは首の詰まったデザインが新鮮(1995年12月13日、Ph/JMPA)
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防寒とおしゃれを兼ね備えたアイテムが気になり始める季節。そこで、皇后雅子さまの首元のおしゃれ術をチェック。雅子さまお得意のスカーフの巻き方など、おしゃれな着こなしをスタイリストの横山麻里さんとともに振り返ります。

スカーフなど首元のおしゃれ、防寒で気をつけるべき点とは?

首元のおしゃれを演出するスカーフなどの足し方、合わせ方のコツを横山さんにうかがいました。

「まず、柄のトップスに柄のスカーフは喧嘩してしまうので避けたいところ。できれば細かい柄はボトムに、明るいorツヤ感のある生地のスカーフは顔周りに持ってくると表情も明るく見え好印象です。襟付きシャツの下に忍ばせて立体感を出すとバランスよく小顔効果もあるうえに、風を通さず暖かいなどこの時期おすすめです。

寒い季節になると、洋服も重量感のある素材になるので、ツヤ感や柔らかい素材のスカーフは、コーディネートに抜け感を作ることができます。シンプルな無地のコーディネートに、柄やカラースカーフを合わせるだけで、明るい印象に。特に首元に巻くだけで、顔周りの印象が明るくなり、防寒対策にもなります。なんとなく、グルグルと首元に巻くのではなく、コーディネートの一部として取り入れ、トップスにインすると、より防寒対策へと繋がります。きれいめスタイルにも、カジュアルスタイルにも、スカーフは好相性で、上品さや女性らしさがプラスされるので、コーディネートが格上げされます」(横山さん・以下同)

マニッシュなパンツスーツに帽子やスカーフで女性らしさを加算

1995年12月、日本の各国駐在大使を招いて、伝統的な鴨猟を行う恒例行事に参加された雅子さま。パンツスーツのマニッシュなスタイルにスカーフのアクセントがエレガントです。

1995年12月、日本の各国駐在大使を招いて、伝統的な鴨猟を行う恒例行事に参加された雅子さまと天皇陛下
丸みのある帽子もフェミニン要素(1995年12月13日、Ph/JMPA)
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「マニッシュなスーツスタイルにスカーフや丸みのある帽子を合わせることで、女性らしさを加わえたスタイル。スカーフや帽子の白いカラーが抜け感を出しています。明るいカラーのアイテムを顔周りに身に着けることで、全体が明るい印象になります。また、視線が上になり、スタイルアップにもつながります。また、柄スカーフを少し見せることで、さりげなくコーディネートにアクセントが付き、首元が詰まったデザインのジャケットではありますが、より温かく防寒対策にもなっています」

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主役の赤ニットにツヤ感をプラスするスカーフは上品さも底上げ

1997年12月の雅子さま34歳の誕生日に合わせて公開された写真は、そのひと月前の11月に栃木県塩谷郡高根沢町・御料牧場にて撮られたもの。

11月に栃木県塩谷郡高根沢町・御料牧場をご訪問の天皇皇后両陛下
赤のニットが主役のパンツコーデにカチューシャで女性らしさをプラス(1997年12月9日、Ph/宮内庁提供)
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「赤いニットが主役の大人のカジュアルコーディネート。カジュアルになりすぎないように、白シャツを合わせられて、とても上品な印象です。ツヤ感のあるスカーフは、全体のカラーになじみつつも、ワントーン明るいカラーをセレクトされているので、白シャツ+スカーフ効果で、顔周りが明るくなっています。スカーフのツヤ感や柔らかさは、コーディネートに女性らしさがプラスされ、カジュアルなパンツコーディネートも、品格漂う雰囲気になっています。白シャツのボタンと留めて防寒対策するのではなく、+スカーフで首元を覆うことで、防寒対策もおしゃれも両立されています」

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