コントラスト強めのコーディネートにスカーフが柔らかさを出すクッション役
1998年11月、まもなく35歳になる雅子さまのポートレート。やわらかなペールカラーのイエローのニットに、白シャツ、スカーフをお召しに。
「イエローのペールカラーニットは、黒ボトムとのコントラストが強くないので、優しく、穏やかな印象に。ボトムとシューズのカラーをそろえて、スタイルアップにもなっています。ニットでリラックス感が漂いつつも、白シャツやスカーフ使いで、きちんと感のある着こなしに。スカーフの柄は、コーディネートのアクセントにもなり、スカーフの小物使いが引き立っています」
カジュアルなフリースジャケットにスカーフで新鮮な上品カジュアルに
2002年11月、東京都港区の神宮外苑にて、黄色く色付いたイチョウ並木の下を散策される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま、ベビーカーには当時1歳の愛子さまも。雅子さまはフリースのジャケットにスカーフをプラスするというカジュアルスタイルでした。
「長め丈のフリースアウターで、きれいめカジュアルな着こなしに。シャツとスカーフは明るいカラーを合わせることで、若々しい印象も与えてくれます。鮮やかなスカーフ使いは、とてもスタイリッシュで目を引く小技。コーディネートを引き締め、おでかけ仕様のカジュアルスタイルになります。さらには、シャツのインにスカーフを巻くことで、風を気にすることなくいられるので、屋外で過ごす日のファッションに最適です」
ボルドーカラーのセットアップにスカーフで明るくおしゃれ度もアップ
2003年11月、児童養護施設を訪問された雅子さまは、くすみがかったボルドーカラーのセットアップにスカーフを巻いていらっしゃいました。
「季節感が感じられる、ボルドーカラーのセットアップスタイルは、短め丈のジャケットに長め丈のスカートのバランスがとてもおしゃれ。明るいカラーの柄スカーフには、ボルドーカラーもリンクされているので、アクセントになりつつも、セットアップと調和しています。首元から少し覗かせるスカーフ使いは、見た目にも温かみが感じられます。
きちんと感のあるセットアップに、さり気ないウサギのブローチ使いは、大人ならではの遊び心も感じられ、素敵です。明るいカラーや柔らかい素材のスカーフにより、セットアップのかっちり感が軽減されているのもポイントです」