かかりつけのT医師の元へ駆け込んだ
なので、寂しさはいったん横に置いておいて、とりあえずの心配事はこの肩の痛みが心筋梗塞、脳梗塞の前兆かどうかということ。で、倍速でYouTubeを見まくるんだけど、それも昨年秋の「卵巣がんの疑い」で手術した時にやりつくして、なんとなくわかったんだよね。肩の痛みにしても医者によって楽観と悲観、どっちかに軸足をおくの。で、どっちの仮説を聞くかは、私の気持ち次第。つまりはアテにならないということ。
こんな時に私が駆け込むのはかかりつけ医のT医師のところ。診察室で私が肩の症状を一気に話すと、「ふむふむ。でも心臓とは関係ないですね。それより左肩を下にして寝ていませんか? ぼくもそうだけど巻き肩の人はどうしても肩に体重を乗せがちなんですよ」だって。そして肩を後ろに回して寝るといいですよと教わり、その通りにしたに、あら不思議。しびれも痛みもかなり減ってきている。
“捨て活”を再開!「直置きしない」のがカギ
で、何が言いたいかというと、体に気になるところがあると、前を向く気にならない。前を向く気にならないと、”捨て活”に身が入らない。この間からコツコツ、毎日何かを捨てているのに、部屋の中は相変わらずグチャグチャ。
「何ひとつ床に直置きしないのがキレイな部屋にする絶対条件です」。これは何人かのお片づけYouTuber、共通の言い分だけど、それができたら苦労はしないって。現状、足の踏み場もないとは言わないけれど、部屋の中に“けもの道”ができている状態だ。
さて、ここからどうするか。いらない段ボール箱や、着ない服をゴミ袋に詰め込んでいたものの、なかなか加速しないんだもの。そんな話を編集者のSさんと、スーパー仕事ができるライターのMさんにしたら、「床置き、絶対にダメ。運気が下がります」と言うのよ。
これを私、信じることにしたの。床置きは運気が下がる、ということはよ。今の床置きを片付けたら、私の運気はどこまで上がるのよ! これはもう、やるっきゃないじゃない。というわけで引き続き、”捨て活”中です。
◆ライター・オバ記者(野原広子)
1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。
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