紅白で聴きたい名曲対決を妄想
また今年の紅白はもうひとつ、テレビ放送70年を記念した特別企画「テレビが届けた名曲たち」を行うことが発表された。ゲストには黒柳徹子さんを迎えるという。70年間の時代を彩った名曲の数々が聴ける! これは心躍る企画である。
私はこの企画でピックアップされるだろう名曲を予測し、それで紅白の対戦カードを作りたくなってしまった。無謀な気がするが、走り出した心は止まらない。
真っ先に浮かんだのは、前向き対決、『365歩のマーチ』(水前寺清子)対『上を向いて歩こう』(坂本九)、そして宇宙対決、『瑠璃色の地球』(松田聖子)対『昴』(谷村新司)。我ながら神カードではないか。
個人的にシャガレ美声が好きなので、もんた&ブラザーズ『ダンシング・オールナイト』と藤圭子さん『圭子の夢は夜ひらく』という“夜”対決は決まり。シャガレ美声ならもう一枠、『襟裳岬』(森進一)と『舟歌』(八代亜紀)もいい。
美空ひばりさんと石原裕次郎さん、山口百恵さんと沢田研二さん、というカリスマ対決もぜひ入れたいが、この2組はヒット曲が多く、楽曲のチョイスが難しい。ひばりvs裕次郎は『悲しき口笛』と『嵐を呼ぶ男』。百恵vsジュリーは『プレイバックpart2』と『勝手にしやがれ』でどうだろう。
子ども曲対決は『だんご3兄弟』と『おどるポンポコリン』、声量対決は松崎しげるさんの『愛のメモリー』と小柳ゆきさんの『愛情』、さらにはTM NETWORKの『Get Wild』と渡辺美里の『My Revolution』という、昭和の楽曲とは思えないロングヒット対決も個人的に外せない!
大トリにピッタリ対決は、北島三郎さんの『まつり』vs島倉千代子さんの『人生いろいろ』以外には考えられない。どれだけ歌自慢だらけの主張強めなカラオケ大会でも、この2曲を入れれば、「縁もたけなわではございますが」ときれいに締まる。しかも明るく終わることができる二大名曲である。