シルエットがきれいなダウンコートで上品なモノトーンコーデ
2009年12月、天皇ご一家(当時)で、神奈川県横浜市のこどもの国をご訪問。雅子さまは、ベージュのダウンコートにダークブラウンのパンツ、白のタートルネックというモノトーンコーデでした。
「フードがなく、ミディアム丈のベージュのダウンコートは、きちんと感のある着こなしも、きれいめカジュアルな着こなしにもでき、万能。コートのインナーは白のタートルネックニットで、防寒しつつも、抜け感のある着こなしになっています。冬のダウンスタイルは重くなりがちですが、顔周りに明るいカラーを合わせると、軽やかな印象に。
さらにパールのイヤリングを合わせ、よりきちんと感がプラス。ボトムやバッグはダークブラウンでそろえ、ベージュのコートとのコントラストが強くないので、柔らかく優しい印象です。しゃがんだり、たくさん歩くようなアクティブなシーンでも、きちんと感を保ちつつ、大人の気品を感じさせるコーディネートです」
母娘でリンク、ミディアム丈のダウン×ダークカラーのボトムで上品コーデ
2010年3月、長野のスキーリゾートには、おそろいのコートでお出ましに。ダウンコートはこれまで何度もお召しになってきたお気に入りの1着。愛子さまとも瓜二つのコーディネートでした。
「ミディアム丈のダウンコートに、ダークカラーのボトムを合わせて、Iラインが強調。ダウンコートでもシュッと引き締まって見え、きちんと感があります。また、襟元のハイネックデザインや、ウエストシェイプのシルエットがきれいめな印象に。パンツとブーツのカラーをそろえることでより縦ラインが強調され、スタイルアップにもつながっています。
明るく、上品なカラーのダウンコートは、おそろいで並ぶと、とても穏やかで素敵です。ボリュームのあるダウンコートには、ダークカラーのボトムを合わせると、視線が上にあがるので、バランスよく仕上がります」
◆ファッション解説:スタイリスト・横山麻里さん
ほどよくフェミニンで上品なカジュアルスタイリングが参考になると、同世代の女性たちからの支持多数。大人女性のファッション誌を中心にカタログや広告で活躍中。
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