2024年2月23日に64歳を迎えられた天皇陛下。コロナ禍では外出を控えられていた天皇皇后両陛下でしたが、昨年から公務などで日本各地へ訪問されるようになりました。なかでも、印象的だったのは、ご家族の仲の良さがうかがえるシーン。今回は、ご一家の仲むつまじい姿を振り返ります。
両陛下の頭がぶつかり合い“ごっつんこ”
2023年4月に栃木県高根沢町の御料牧場に滞在された天皇ご一家。2019年8月の那須御用邸への滞在以来、約4年ぶりとなるご静養で、ほほえましいシーンが見られました。
ご散策中、天皇陛下が指された桜を見ようとした雅子さま。顔を寄せ、陛下と頭がぶつかるハプニングが。このとき、雅子さまが「ごっつんこ」とおっしゃり、愛子さまと共に笑顔を見せられました。普段のご家族の様子がうかがえる印象的なやりとりでした。
雅子さまも笑われた天皇陛下の冗談
2023年6月17日から23日まで、インドネシアを訪問された天皇皇后両陛下。21年ぶりとなる両陛下揃っての外国親善訪問でも、笑顔を見せられた雅子さま。
20日、首都ジャカルタにあるダルマ・プルサダ大学で日本語を学ぶ学生らと懇談された際の一場面。日本のアニメ「NARUTO(ナルト)」が好きだという学生に対し、天皇陛下は「私は徳仁(なるひと)です。特に関係はないんですけど」とご返答。思いがけない天皇陛下の冗談に周囲も雅子さまもドッと笑いが起こったそうです。
天皇陛下はジョークがお好きで、2019年8月のご静養の際にも、栃木県の那須塩原駅で出迎えた市民との交流中に、ポケットからハンカチを取り出し、「ハンカチ王子」とつぶやき、周りを笑わせたというエピソードもあります。その場の雰囲気を和やかにされるジョークから、天皇陛下のお人柄が伝わります。