ご両親に教わり、スキーが得意な愛子さま
普段の過ごし方をお話しなった際には、ご家族で運動をされていることを明かされました。
「昔から体を動かすことが好きですので、父と一緒に敷地内をジョギングしたり、以前は家族3人でテニスをしたり、現在は新型コロナウイルス感染症の感染対策を徹底しつつ、職員とマスクを着用したままバドミントンやバレーボールをしたりすることもございます」
天皇皇后両陛下はおふたりともスキーがお好きで、愛子さまが誕生される前からスキーを楽しまれています。2005年には、長野県の奥志賀高原スキー場へご家族で訪問され、愛子さまに優しく丁寧に教えられた両陛下。その後、成長された愛子さまのスキーの腕前は上達し、難易度の高いコースを滑られています。
雅子さま「生まれてきてくれてありがとう」に「生んでくれてありがとう」
2002年4月2日、出産後、初めて開かれた会見で雅子さまは目に涙を浮かべながら「無事に出産できましたときには、ほっといたしますと同時に、初めて私の胸元に連れてこられる生まれたての子供の姿を見て、本当に生まれてきてありがとうという気持ちで一杯になりました」と述べられました。
20年越しに愛子さまがそのお言葉にこう返されました。
「両親にどのような言葉を伝えたいかという御質問でございますけれども、母の『生まれてきてくれてありがとう』という言葉に掛けて、私も『生んでくれてありがとう』と伝えたいと思います。また、これまで両親には様々な機会を与えていただいたり、私の成長を、愛情を持って温かく見守ってきていただいていて、そして、そういった両親の生活面で支えてくれているところなどにも深く感謝しておりますので、そのことについてお礼を伝えたいと思います」
この感動的な愛子さまの感謝のお言葉から、お二人の絆の深さがうかがえました。約30分に及んだ会見では、ほとんど原稿を見ずに、ユーモアなエピソードも披露しながら自然体でお気持ちを語られた愛子さま。最後には両親からのアドバイスがあったということも明かされました。
「なるべく具体的に自分の言葉で自分の思いを皆さんに知っていただけるように伝えたいと思って準備してまいりました。その準備に当たっては、両親から『もうちょっとこの言い方はこっちの方がいいんじゃないか』ですとか、そういうアドバイスを頂いたりしました。また、天皇陛下や皇后陛下、両親がその記者会見に臨んだ時の体験も踏まえて『こういうふうにすると緊張が少し和らぐよ』などのアドバイスをもらったりして、それを今、少し実践できているような気がいたします」
成年皇族として皇室行事や公務に臨まれ、4月から新社会人として、日本赤十字社に勤められる愛子さま。ご両親のアドバイスを参考に今後もご活躍されることでしょう。