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66歳オバ記者、人生2度目の講演会に登壇 「人前で話すことが好き」と心から言えるワケ

オバ記者
人生で2回目の講演会。講師を務めたオバ記者
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ライター歴45年を迎えたオバ記者こと野原広子(66歳)が、人生2度目の講演会に臨んだ。母親を在宅介護した経験を元に「介護で共倒れしないためのコツ」について、地元・茨城県桜川市で語った。その直前の様子を綴ります。

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地元からのオファーで2回目の講演会

「今日は去年の秋の講演会に引き続いて2回目を開いていただき、ありがとうございます。また、もしや雪? という中、大勢のお運び、ありがとうございます。今日の講演会のタイトルは『帰省介護の幸せと共倒れにならないために』というテーマで話ができたらと思っています。介護の幸せと共倒れという、正反対な話をどうまとめるのか。まとまるのか。私自身、ハラハラ、ドキドキですが、どうぞ最後までよろしくおねがいします」

今日は私の2回目の講演会。こんな挨拶をするつもりでいるけど、さて、どうなることやら。なんてことをあと3時間後、大勢の前で話しているはずの私。

実は昨年の秋に私の故郷、茨城県桜川市からの依頼で講演会を開いて今回が2回目だ。それでわかったんだけど、私、講演会って好きだわ。登壇する前のこの緊張感がたまらないのよね。

オバ記者
写真は1回目の講演会の時
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何言ってんの?さんざん週刊誌に顔出しまくっておきながら、今さら何をほざく!と思う人もいるかもしれないけど、いやいや、それとこれとは別なんだって。

カメラマン、スタイリスト、編集者に囲まれて天井の高いスタジオで「おお、いい笑顔! オバ、その顔です!」とかなんてみえすいたチヤホヤをされたところで、そこにいるのは全員が身内。私だって46年、雑誌記者をしているんだから最後の仕上がりまで予想がつくわけよ。

「人前で話すのが好き」と思った理由

だけど講演会はそうはいかない。会場である真壁町の伝承館は席数270のこぢんまりしたホールだけど、これがまあ、いい感じに上品なデザインなんだわ。

オバ記者
講演会場となる真壁伝承館
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そこにどんな人が来て私の話を聞いてくれるのか。同級生のGちゃんは「またみんなに声かけっかんな」とメールしてくれた。前回もなんと20人は同級生だ。あと弟の同級生のお母さんとか、ご近所のおばさんとか、顔を見ればわかる人もいるけど、「昔からのファンなんです!」と言ってくれた人も何人かいる。

その人たちに向かって、「みなさん!」って、いやいや、ライター人生では考えられなかったことよ。

オバ記者
講演会前日はエステにも行ってきた
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それなのに、私って人前で話すのが好きかも、と思ったのは自分でも驚くくらい熱心に準備しているんだもの。1か月くらい前から当日の衣装を考えたり、「万全の身体でいるためには、あそこしかない」と、いきつけの鍼灸院にLINEしたり。早い話、そわそわしているのよ。神楽坂のこの鍼灸院には身体が悲鳴をあげるたびに通っているけど、講演会の前日は鍼灸にエステも組み合わせていただいた。

雪の中、多くの来場者が!

そのお顔がこれ! 「やだ、顔の毛穴が見えな〜い」「ピカピカじゃん」と口々に言うのは東京からわざわざ茨城まで来てくださった占い師の森冬生さんと、自著『で、やせたの?』の編集者の綾ちゃん。

「ふーん、エステ行ったんだ?」と塩対応したのは愛知県岡崎市からわざわざ新幹線を乗ってやってきた黒柳桂子さんよ。『めざせ!ムショラン三ツ星』の著者でムショで給食を作っている女性だ。

オバ記者
小雪が降る中、いろんな方が見に来てくれて感謝しかない
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当日、飛び入り参加したのは作家の酒井あゆみさん。それからいつも写真を撮ってくれているカメラマンの浅野剛さんと小学館の編集者・N氏とプロジューサーのマダムS。もう、朝、小雪が降るわ、わがJR水戸線は倒竹で運休するわなのに、ありがたすぎて涙が出そう。てか、倒竹ってなんだよ!(笑)

あ、そろそろ着替えなくちゃ。どんな講演会になるかしら。

多くの花が届いた
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◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
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1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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