4年半ぶり開催の春の園遊会は日本の風情を感じさせるペールカラーの着物
2023年5月、雅子さまは水色の訪問着で4年半ぶりに開催された春の園遊会にご出席。
帯や小物もホワイトやベージュ、薄ピンクといったペールトーンでまとめられ、軽やかで清爽な佇まいでした。絵柄は、流水に、初夏を感じさせる花菖蒲と思われるものや菊の花が描かれ、清々しい雰囲気に。帯留や傘など淡いピンクやベージュでまとめられ、着物に描かれた草花やペールブルーにぴったりでした。
天皇皇后両陛下は2024年2月9日、ケニアのウィリアム・サモエイ・ルト大統領夫妻をお出迎えし、皇居・宮殿で会見されました。続いて行われた昼食会では、長女・愛子さまが、外国賓客を招いた宮殿での昼食会に初めて同席されました。外国賓客を招く際に着物姿が増えている皇后雅子さま。この日もペールグリーンが爽やかな和装でした。
淡いブルーにゴールドの爽やかな着物姿でお出迎え
雅子さまは、ここ数年外国の賓客を招いた会見に和服を選ばれることが増えています。この日も淡いグリーンの訪問着でお出迎えに。天気にも恵まれ、雅子さまの着物がいっそう映えていました。
振り返ると、2023年12月、日本ASEAN(東南アジア諸国連合)友好協力50周年特別首脳会議に出席の各国首脳夫妻を招いた茶会では、思い入れの深い着物姿でした。というのも、この着物は、2019年10月の即位に関する祝宴のフィナーレ「饗宴(きょうえん)の儀」で、着られた訪問着と同じもの。
2023年11月、皇居内の宮殿で、来日したベトナムのボー・バン・トゥオン国家主席夫妻とのご会見された際は淡いグリーンの着物でした。
2023年同月、来日中のキルギスの大統領夫妻を皇居に招いた昼食会では、淡いイエローの着物をお召しでした。
毎回、天皇陛下のネクタイの色と雅子さまの着物の色がリンクしているのに気づきます。今回もばっちりネクタイの色と着物の色がリンクしていました。
天皇陛下は、会見や乾杯のあいさつの一部をスワヒリ語でされたそうです。さらに両陛下から紹介を受けた愛子さまもスワヒリ語であいさつをされ、大統領が称賛する場面も。
愛子さまは、大統領の隣に座られ、賓客らに「Habari?(こんにちは、ごきげんよう)」と話しかけたそうです。時折通訳も交えつつもほとんどは英語で会話を交わされたのだとか。大統領から「ぜひともケニアに来てください」と話しかけられると、「ありがとうございます」と答えられたそうです。
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