学習院大学を卒業された愛子さま。2006年に入学された幼稚園から2024年の大学卒業まで、約18年間の「学習院生活」の思い出やエピソードを振り返ります。
幼稚園|初めての運動会や遠足にご参加
2006年4月、学習院幼稚園に入園された愛子さま。入園式には天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さまと共に、出席されました。
このとき、愛子さまが肩にかけていたバッグには、当時、飼われていた愛犬、ピッピとまりと思われる2匹の絵柄が刺繍されていました。幼い頃から動物好きだったことがうかがえます。
翌年の2007年2月に開かれた記者会見で、天皇陛下は「愛子の幼稚園の入園は私たちにとって大きな事でした。お陰様で元気に通園しており、幼稚園生活を楽しんでいる様子です。幼稚園の先生方、そしてお友達の皆さんやご家族の皆さんにもとてもよくしていただいており、有り難いことと思います。愛子には今後ともお友達との様々な交流を通して多くのことを学んでいってほしいと思います」と幼稚園でのご様子を述べられました。
2006年10月、初めての遠足では大きなリュックを背負って、雅子さまと手を繋ぎながら東京の新宿御苑をご訪問。2008年3月6日の学習院幼稚園おわかれ遠足は、上皇陛下(当時は皇太子)と上皇后美智子さまのご結婚を記念して1965年5月5日に開園した、横浜市青葉区の自然公園「こどもの国」を訪れました。遠足の際、水筒を肩に斜めにかけられていた愛子さま。リュックの中には雅子さまの手作りお弁当が入っていたのかもしれません。
幼稚園での初めての運動会では、大玉転がしに出場された愛子さま。ハチマキを頭に巻かれ、一生懸命、競技に参加されるご様子を、両陛下がほかの保護者に交じって笑顔で見守られました。
2008年2月21日、卒業前に天皇陛下が幼稚園の思い出を振り返られました。
「2年間にわたった愛子の幼稚園生活も残すところあとわずかとなりましたが、この2年間で心身共に大きく成長したと感じます。幼稚園入園当初は、愛子にとって初めての集団生活でしたが、先生方の温かいご指導の下、すっかり幼稚園生活にも馴染んで、多くの友達もでき、毎日本当に楽しく通園しています。
幼稚園生活では父母が子どもと共に参加する行事も、例えば運動会や参観日などですけれども、そういったものの一つ一つが楽しい出来事でした」
同会見では漢字に興味を持たれるようになったことや、バイオリンやピアノにも関心を示していることが明かされ、ご成長振りに関しては「愛子と一緒に手を洗っているときに、私が手に石鹸を付けている間に、水を出しっぱなしにしてしまい、愛子に水を止めるように注意されたことがあります」と、しっかりとした一面を明かされました。