初等科|6年生の運動会で組体操をご披露
2008年4月、学習院初等科の入学式当日、ツインテールの髪型に、赤いスカーフが結ばれたセーラー服姿を披露された愛子さま。雨の中、入学式にはご一家揃って、歩いて登校されました。
入学式の翌年、2009年2月の記者会見で天皇陛下は学校生活のご様子を以下のように述べられました。
「今や初等科にもすっかり慣れて学校生活を楽しんでおり、心身ともに大きく成長していることが感じられます。学校の体育の授業で教わった縄跳びは、仮御所に帰ってからも愛子の楽しみの一つとなっており、ほとんど毎日練習しているようです。時々私も一緒に練習しますが、最近では二重跳びもできるようになったとうれしそうに報告に来ました」
体を動かすことがお好きな愛子さまは、2013年10月に開催された初等科での最後の運動会で組体操を披露され、参観された両陛下は大きな拍手を送られていました。雅子さまは、愛子さまのご成長に感動されたのか、涙を浮かべられているご様子でした。
2014年2月の会見で天皇陛下が最後の運動会について触れられています。
「昨秋の運動会では、6年生が、初等科生活の集大成として全員で行った組体操に参加し、見事なピラミッドを創り上げるなど、友達と協力して演技をやり遂げたことは、本人にとっても良い思い出となったと思いますし、初等科を卒業してもこのような心に残る思い出を大切にしてほしいと思います」
初等科2年生の愛子さまが学校生活に強い不安を訴えられ、登校ができなくなった際、お一人で通学されるようになるまで、1年7か月にわたって、雅子さまが登校に付き添われていました。困難な状況を乗り越えられ、クラスメイトと協力し合いながら組体操に取り組まれた愛子さまのお姿は、両陛下にとって、感慨深かったことでしょう。