懇談中、うっかり話したNBA選手の会話がSNSで話題に
プロサッカーの「Jリーグ」とプロバスケットボールの「Bリーグ」の創設を主導した川淵さんとの懇談では海外で活躍する選手たちの話に耳を傾けられた天皇皇后両陛下。
川淵さんがNBAで活躍する八村塁選手の名前を挙げ、「今度のオリンピックも彼が出たいって言ってるらしいんでね。あ、これあんまり、公にまだ言っちゃまずいのかもしれませんが」と、八村選手がパリ五輪に出場する意向を明かした場面もあった。SNS上では、川淵さんの“うっかり”発言に驚きの声が相次いだ。
天皇陛下が「サッカーにしてもバスケットにしても日本選手が海外で大活躍する」と話をされると、川淵さんが「国内だけじゃもう限界がありますから、海外に出てどれだけ活躍できるか、日本代表の実力をレベルアップされるので、海外に出ていってないと国内だけではいろんな選手全く伸びないですね。いずれワールドカップ優勝もそんなに遠くはないと思う」と答えた。
最後に「スポーツへの貢献をなさってください」と天皇陛下がお言葉をかけられ、川淵さんが「ありがとうございます」と頭を下げていた。愛子さまはご懇談で「サッカーを見るのが好きです」と話されていたという。
猫の写真を持参された雅子さま 「猫談義」に花が咲く
グラフィックデザイナーや版画家としても活躍する、現代美術家の横尾さんとの懇談では、猫の話で盛り上がったご様子の天皇皇后両陛下。
飼っていた猫を描いた横尾さんの作品について、雅子さまは「(描く際に)写真とかをご覧になって?」と聞かれ、「写真を撮ってまして、それを見ながら描いたんです。空想では描けないです。できるだけ正確に描こうと」と、話すと天皇陛下が「素晴らしいですね」と述べられた。
子供の頃から猫を飼っているという横尾さんに、雅子さまが「ネコ2匹飼っている」とバッグから猫の写真を取り出し、横尾さんに見せられる場面も。「これはお飼いになってる?」と横尾さんが質問をすると、野良猫を保護され、飼われていることを説明された雅子さま。
難聴の影響で耳が聞こえづらい横尾さんに配慮されてか、猫の写真を用意された雅子さま。優しさが伝わるシーンだった。横尾さんは、両陛下に「今日、こんなお写真を見せていただけると思っていなかったです」と話していた。
両陛下との懇談後、愛子さまの会話でも猫の話題になり、「(ご夫婦の)どちらの方が猫好きなんですか?」と質問をされたり、横尾さんが世話をしている猫が太っていることを話すと愛子さまは「幸せな猫ちゃんですね」と笑顔を見せられたという。
2か月連続で訪問された能登 石川県議長とご懇談
石川県議会議員の善田善彦議長とのご歓談では、2か月連続で能登半島地震の被災地を見舞われた天皇皇后両陛下に「両陛下には二度も能登にお越しいただきまして本当にありがとうございます」と礼を述べた。
天皇陛下は、「復興が順調に進みますことを心から願っております」と声をかけられ、雅子さまは「能登の皆さんの生活が少しずつ落ち着いていかれれば」と気遣われていた。
「春の園遊会」に出席された愛子さまは、緊張された様子もなく、笑顔で招待者と言葉を交わされた。愛子さまのご成長ぶりと、雅子さまの“母としての一面”が見える貴重な会となった。
●オフホワイトのドレスで初めて明治神宮ご参拝 愛子さまと昭憲皇太后を結ぶ日赤と皇室の深いつながり
●《雅子さまをご参考に?》愛子さま、日赤に初出勤で見せられたフレッシャーズらしい紺スーツに白シャツ姿 雅子さまも度々「紺×白」の着こなしをご披露