3月にはいり、春らしさが増してきたこの頃。そこで、皇后雅子さまの春カラー、ピンクファッションをチェック。若かりし頃のローズピンクから、最近のピンクベージュまで、上品さをプラスする小物の合わせ方にも注目です。
バラ模様がポイントのピンクのセットアップの甘さを黒小物で引き締め
1996年4月、来日したビル・クリントン米大統領(当時)の歓迎式典にご出席の際、雅子さまは、バラ模様の華やかなセットアップをお召しでした。
上下ピンクに、バラ柄の装飾が施されたセットアップ、帽子の大きなリボンと、フェミニン要素が満載なコーディネート。そこに、引き締めカラーである黒の小物を取り入れて、甘さを引き算して、ほどよい甘辛バランスを取られていました。耳元のパールのイヤリングがほどよいアクセントに。
鮮やかなローズピンクはシンプルな黒小物で良好な甘辛バランスに
1996年5月、東京のNHKホールでハンブルグ国立歌劇場日本公演をご鑑賞の雅子さまは、鮮やかなローズピンクのセットアップをお召しでした。
光沢感のある素材と胸元からふわりと広がるドレープがとてもエレガントな印象のピンクのセットアップ。色だけで甘さが強いぶん、タイトスカートで大人テーストに。さらに、バッグと靴を引き締めカラーの黒にすることで、コントラストがつき、メリハリが生まれると同時に甘さが抑えられています。
ネックレスは大粒パールで存在感抜群、コーデに華やかさをプラスしています。
カジュアルなパンツファッションもピンクのベストで女性らしさをプラス
1998年3月、葉山御用邸(神奈川県)の近くを散策される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。
白のシャツに、裾のデザインが特徴的なピンクベースのニットベストをお召しの雅子さま。ボトムは黒のパンツで、靴もゴールドの金具がついたローファーという、マニッシュなコーディネートですが、ピンクベースのニットベストや、当時の雅子さまのファッションアイコンでもあるカチューシャが女性らしさを添えていました。