ロング丈ジャケットのネイビーのセットアップクリーンで知的な印象
2001年5月、那須(栃木県)にご静養に向かわれる雅子さまは、濃紺のパンツスーツに丈の長いジャケット姿。このとき雅子さまは妊娠中だった。
「引き締めカラーのネイビーでとてもシャープな印象です。インナーは白を少し覗かせ、抜け感も出ています。シンプルになりすぎないよう、大きめのアクセサリーや、バックル付きのパンプスを合わせ、コーディネートにポイントを作っています。長め丈のジャケットでモード感も漂う洗練された雰囲気。ネイビーのセットアップは、きちんと着てしまうと、オフィススタイルのようなイメージになってしまいますが、ゆったりとした長め丈ジャケットにきれいめなストレートパンツの合わせは、知的さはキープしつつも、大人のゆとりが感じられます」
ドット柄やバイカラーを取り入れた遊び心のあるモノトーンスタイル
2002年5月、生後5か月になったばかりの愛子さまを抱かれて、ご静養先へ向かう雅子さまを東京駅でキャッチ。
「ベーシックカラーのドット柄を取り入れたスタイルは、大人の品格をキープしつつ甘さも香らせることができます。ドット柄を小さめ、モノトーンカラー、ランダムで、ジャケットもスタンドカラーなので、甘くなりすぎず好バランス。ゴールドのアクセサリーやボトムはダークカラーのタイトなスカートを合わせるなど、全体のコーディネートの足し算、引き算がお見事です。小物も同系色のバイカラーで統一し、全体がまとまっています。シンプルになりがちなモノトーンコーディネートも、柄を取り入れ、気品漂う、上品な大人の着こなしになっています」