6月というのに、うだるような暑さが続く。すでに夏バテしている人もいるのではないだろうか。そんなときこそとりたいのが、冷たくて栄養補給もできるスムージー。体調がイマイチな朝でも、ちぎった葉物野菜やカットフルーツ、牛乳などを投入してボタンを押すだけで、あっという間に栄養のある朝食が作れる。今回は、家電ライターの田中真紀子さんに、手軽にスムージーが作れるグッズを教えてもらった。
ブレンダー、ホットサンドメーカーなら手軽に栄養補給できる
調理が面倒なとき、時間がないときは、冷蔵庫にある材料と少ない調理器具で手早く栄養補給できるものを作りたい。そんなワガママを叶えてくれる家電には何があるだろうか。
「手軽に栄養補給したい人向けの家電といえば、やはりブレンダー系が挙げられます。野菜やフルーツ、牛乳や豆乳などをまとめてジュース状にしてしまえば、栄養たっぷりのドリンクが作れます。
一般的なのがジューサーやミキサーですが、最近はハンドブレンダーを使う人も増えています。また加熱機能がついたスープメーカーも、材料を入れるだけで栄養たっぷりのポタージュなどが作れるので、温かいものを飲みたい人には便利です。
ほかにおすすめしたいのが、ホットサンドメーカー。食パンの中にチーズやハム、野菜などを入れて挟んで焼くだけなので、手軽かつ1食でさまざまな食材がとれ、お腹もしっかり満たせます」(田中さん・以下同)
ミキサーなら1分以内でスムージーが作れる
さらにワガママをいえば、簡単に作れるだけでなく、出し入れから洗い物まで調理前後も負担が少ないものがほしい。そんな望みをかなえてくれるのは?
「最近、手軽に使えると注目されているのが、コードレスタイプのミキサーですね。コンパクトなものが多く、出し入れの面倒が少ないうえ、コードレスなので場所を選ばず使えます。スムージーやプロテインなどを外で飲みたい人にも重宝しているようです。ミキサーを使えば、10数秒でなめらかなスムージーが作れますから、手軽さを求める人にはピッタリ。
洗い方は、製品によって異なるので、購入前に必ずチェックしましょう。カップやミキサーの刃の部分を分解して洗えるものが多く、中には刃やモーター部分以外は食洗機で洗えるものもあります。
また刃とモーターが分解できないタイプは、クリーニングモードを備え、ミキサーで攪拌(かくはん)してきれいにすることになるかと思います。こびりついた汚れは、別途ブラシで落とす必要がありますが、手で洗うより安全で便利と思う人も多いようです」
中にはグリーンスムージーが作れない製品も
ほかにもチェックしたいのが、使える食材だ。特に、氷や冷凍フルーツ、葉物野菜は使えるか要確認を。
「夏は、キンキンに冷やして飲みたいこともあるでしょうから、家庭で作った氷や市販の氷が砕けるかどうかはチェックしたいところ。
また、中には葉物など繊維がNGというものもあり、このようなものはグリーンスムージーが作れません。グリーンスムージーが作りたい人は必ず確認しましょう」
さらに、静音性も大事なポイント。
「ミキサーの多くは、ウィーンという大きな音がする製品が多いので、家族がまだ寝ている時間帯や外出先で使うなど、周囲への配慮が必要なときは、静音性をうたうものを選びましょう」
以上の要件を満たした田中さんのイチオシ製品とは? 2点、教えていただいた。どちらも場所を選ばず使えるコードレスタイプだ。