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都知事選後止まらない石丸伸二氏の“炎上騒動” 1年前からYouTubeで石丸氏をチェックしてきた67歳オバ記者はどう見たか

石丸氏の大炎上で身近な人からアンチLINE

話を開票日の夜にもどすと、石丸さんがテレビで塩対応したとかで大炎上している。でも私がこたえたのは身近な人からのアンチLINEなの。

「ほーら、あれがパワハラ石丸の本性だよ。あなたも早く目を覚ましてよ」

「テレビにあの態度? 本気で政治やる気あんのか疑うわ」

というLINEにはとりあえず既読スルーして

石丸推しとアンチ石丸の違いを考えた私。

まずは「恥を知れ、恥を!」で有名になった安芸高田市の市長時代ね。彼と年配議員とのバトルを知人のO氏(72才)は見て、自分はアンチと確定したというんだわ。新入社員のとき自分を詰めた上司とダブるんだって。そうなると石丸さんがニコニコと笑っているのを見ても「わざとらしい」「あざとい」「裏表がある人」。オセロの黒は断固として黒なのよ。

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数日後、O氏からまた石丸憎しのLINEがきたんだけど、石丸がいつの間にか上司に対する恨みつらみに変わって、「あいつだけは許せない」って石丸さんはいいとばっちりよね。

”東京人”には理解できない?“田舎”にはびこるローカルルール

もうひとつ、三代前から”東京人”のO氏は都会のサラリーマンの常識が全国津々浦々まで通じると思っているのよ。ここ30年で衰退してシャッター街になった田舎の商店街や廃墟になって久しいパチンコ店なんか見たこともない。

「いづまでねでんだ(いつまで寝ている?)」と朝6時半に玄関の戸をガタガタさせられたり、下手したら寝室にまで入ってきて布団を揺らすご近所がいることなど、想像もつかないのよ。「ええ〜っ、そんなことされたら警察に通報じゃない」って、それができないのが田舎なの!

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びっくりするようなルールが田舎にはある
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そういう田舎の議会はどうなるか。あの人とこの人だけが得をするローカルルールがはびこっていてどうにも動かない。

そこで正論をブチかましてその様子を世間に発信して世の中を変えていこうという石丸さんを、都会のインテリのO氏には理解できるわけがないんだよね。もっと穏やかに議論を尽くして? それができないからみんな田舎から逃げ出すんだよ。

でね、先日、O氏と電話で話したらまた石丸憎しで「ネットで世の中変えようとなんて考えが間違っているんだって」と言うから、「ネットの人気を票にしたのは17日間の選挙期間中、228回の街頭演説をしたことだよ。これってドブ板選挙って言わない?」と言い返してみたの。そしたら、「えっ、何それ。知らなかった」って。

オバ記者
選挙が終わっても石丸氏が気になるオバ記者
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そういえばどんなアンチの人も石丸さんが歴史に残る数の街頭演説をしたことを「けしからん」という人はいないんだよね。炎天下、毎日10か所以上、選挙カーの上に登って演説するって、本気の本気じゃないとやれないって。その結果を「都民の総意です」と受け止めた石丸さんの心境やいかにと、8回、聞きに行った私は案じるわけ。

それもこれもあって、推しのいる選挙は感情が揺さぶられていいなと今は思っているの。

◆ライター・オバ記者(野原広子)

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1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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