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野菜ソムリエプロが教える「パプリカ」の正しい選び方&保存方法 冷凍保存したものは炒め物はNG!スープや煮込み料理に

赤色と黄色のパプリカ
国産パプリカの旬は6~9月(写真/photoAC)
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カラフルに食卓を彩るパプリカは、6~9月に国産品の旬を迎える。「ピーマンと似た見た目ですが、苦みはなく甘みが強い野菜です。旬の今は特においしさが増すので、選び方と保存のコツを知って、よりよく味わってください」と話す野菜ソムリエプロの福島玲子さんから、パプリカについて詳しく教えてもらった。

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おいしいパプリカの見極め方、色味別の味わいも

パプリカを選ぶときは表面と軸を見るのが目利きのコツです。また、さまざまな色や、色によって異なる味わいの違いもお話しします。

色味とハリ、軸の切り口をチェック

パプリカは、全体的に色が濃く均一で、ツヤのあるものを選びましょう。持ったときにハリや弾力のある、みずみずしいものがよいです。軸の切り口は緑色のものが◎です。

黄色のパプリカ
買うときはハリや弾力があり、みずみずしいものを(写真/photoAC)
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NGなのは、表面にシワがあるものと、やわらかいものだと覚えておくとよいでしょう。どちらも鮮度が落ちているサインです。めったにありませんが、軸が茶色になっていたり、干からびて見えたりするものも、収穫から時間が経っている可能性があるので避けてください。

パプリカは8色も!色によって異なる味わい

パプリカは赤色、黄色、オレンジ色のイメージですが、ほかにも茶色、緑色、紫色、白色、黒色と合わせて8色もあります。色によって味も異なります。

4色のパプリカ
さまざまな色があるパプリカ(写真/photoAC)
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よく見かける3つでは、赤色パプリカは糖度が高く甘いです。緑色と比較すると、糖度は2倍にもなります。黄色パプリカはフルーティーな味わいで、オレンジ色はマイルドでやさしい甘みがあります。

パプリカは色味や国産品、輸入品にかかわらず、目利きの方法は同じです。ぜひおいしいものを選んでくださいね。

パプリカの冷蔵&冷凍の方法、水分と乾燥を避ける

パプリカは水分に弱い野菜なので、水気を残さず保存するのがコツです。冷蔵、冷凍の保存の正しい方法をお話しします。

冷蔵は水気をよく切り袋に入れればOK

冷蔵の際は、水気を残さないことに加えて乾燥を避けるようにしましょう。水気があるときはキッチンペーパーでよく拭いてから、ポリ袋や保存袋に入れて口をきちんと閉じ、野菜室に置きましょう。

水滴のついた赤パプリカ
保存するときは水気を切りポリ袋や保存袋へ(写真/photoAC)
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カットしたパプリカも、同様の方法で野菜室へ。カットの場合は2日程度、丸ごとの場合は1週間程度で食べきってください。

くたっとした食感に!パプリカの冷凍保存

パプリカは冷凍保存も可能です。きれいに洗ってへたと種を取ったら、水気をキッチンペーパーで拭き取り、食べやすい大きさにカットしてから保存袋へ入れ、冷凍庫へ。1か月程度保存できます。

カポナータ
冷凍したパプリカは加熱調理向き(写真/photoAC)
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冷凍したパプリカは、くたっとしたやわらかい食感になるので、炒め物やサラダには向いていません。煮込み料理やスープなどで加熱して使うといいでしょう。

◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん

野菜ソムリエの福島玲子さん
野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
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ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/

構成/イワイユウ

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