不調改善

頭痛、肩こり、手足のしびれ、うつ症状も…不調を招く「スマホ首」 プロが教える「押すだけ」改善メソッド

首を整える筋トレ

加齢などにより首から肩の筋力が低下し、首を支えられなくなると、スマホ首になるリスクが高まる。

女性がわきを締めつつ、肘から手までをサイドに広げている女性の後姿のイラスト
手のひらを上にしてひじを曲げ、腕は体の両脇につけたまま手を前後に動かす(イラスト/斉藤ヨーコ)
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「首を支えるために使っているのは、体の後ろ側の筋肉です。ところが、日常生活ではあまり使わないため、意識して鍛える必要があります。おすすめは、手を動かす筋トレストレッチ。

手のひらを上にしてひじを曲げ、腕は体の両脇につけたまま、ひじを離さずに手を前後に動かします。これを繰り返すことで肩甲骨の可動域が広がり、首を支える筋肉も鍛えられます」

枕は円筒状に

筒状の枕を首の下に入れて寝ている女性のイラスト
首に正常なカーブを作るためにおすすめなのが、円筒状の枕を使ったストレッチ(イラスト/斉藤ヨーコ)
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首に正常なカーブを作るためにおすすめなのが、円筒状の枕を首の下に入れて2~3分首を伸ばすストレッチ。ラップの芯などにタオルを巻いて枕を作り、顔と床が平行になる高さに調整。

床座りはお尻だけクッション

床に座る際にも背中が丸まると、首が前に出やすくなり、スマホ首に。

クッションに座っている女性の横側のイラスト
クッションにお尻を浮かせて座る(イラスト/斉藤ヨーコ)
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「ふくらはぎよりも厚いクッションをイラストのように敷き、お尻を浮かせて座れば骨盤が立って背筋が伸び、首も正しい位置に整います」

◆教えてくれたのは:上部頸椎カイロプラクター・島崎広彦さん

上部頸椎カイロプラクター・島崎広彦さん
上部頸椎カイロプラクター・島崎広彦さん(写真/菅井淳子)
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オフィスシマザキ院長、あん摩マッサージ指圧師。1988年に東京・青梅市に開業以来口コミで評判となり、これまで約30万人を治療。著書に『首を整えると脳が体を治しだす』(アチーブメント出版)がある。https://www.naoru-shimazaki.com/

取材・文/山下和恵

※女性セブン2024年11月14日号

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