首を整える筋トレ
加齢などにより首から肩の筋力が低下し、首を支えられなくなると、スマホ首になるリスクが高まる。
「首を支えるために使っているのは、体の後ろ側の筋肉です。ところが、日常生活ではあまり使わないため、意識して鍛える必要があります。おすすめは、手を動かす筋トレストレッチ。
手のひらを上にしてひじを曲げ、腕は体の両脇につけたまま、ひじを離さずに手を前後に動かします。これを繰り返すことで肩甲骨の可動域が広がり、首を支える筋肉も鍛えられます」
枕は円筒状に
首に正常なカーブを作るためにおすすめなのが、円筒状の枕を首の下に入れて2~3分首を伸ばすストレッチ。ラップの芯などにタオルを巻いて枕を作り、顔と床が平行になる高さに調整。
床座りはお尻だけクッション
床に座る際にも背中が丸まると、首が前に出やすくなり、スマホ首に。
「ふくらはぎよりも厚いクッションをイラストのように敷き、お尻を浮かせて座れば骨盤が立って背筋が伸び、首も正しい位置に整います」
◆教えてくれたのは:上部頸椎カイロプラクター・島崎広彦さん
オフィスシマザキ院長、あん摩マッサージ指圧師。1988年に東京・青梅市に開業以来口コミで評判となり、これまで約30万人を治療。著書に『首を整えると脳が体を治しだす』(アチーブメント出版)がある。https://www.naoru-shimazaki.com/
取材・文/山下和恵
※女性セブン2024年11月14日号