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アラ50で始めるエクササイズ2種。空中ヨガ&ボクシエット

「子育てもホッと一段落」「経済的に少し余裕が出てきた」「何か打ち込めるものがほしい」…そんなあなたにピッタリなのが習い事。多種多様な習い事のなかには、人生を変える出会いもあるかも!? 注目のエクササイズを2つを、実際通っているアラ50女性が紹介!

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【空中ヨガ】「反重力」で悩んでいた偏頭痛も改善!

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「反重力」で悩んでいた偏頭痛も改善したという下平さん
写真3枚

ハンモックにお腹を預けてえびぞりになり、両足を両手でつかむ「ロッキング」のポーズに始まり、終盤はハンモックにぶら下がって、おへそに手を当て逆さまに──。専業主婦の下平幸代さん(50才)は、先生の声がけに合わせ、すいすいと器用にアクロバティックなポーズを次から次へととっていく。

ハンモックを使ったエクササイズヨガ「アンティグラビティフィットネス&ヨガ」を始めたきっかけは、テレビ番組で紹介されたのを見たことだ。

NYで始まり世界60か国で親しまれている

「ニューヨークで流行っているフィットネスだと紹介されているのを見て、“やってみたい!”と思いました。これまでにないようなフィットネスですごく興味が湧いて。自宅に近いところに専門的な教室があると知って、今年3月から通い始めました」

乗り物酔いをしやすい体質なので、始める前は、ハンモックに揺られて酔ってしまうのではないかという不安もあった。

「実際、最初の1~2回はまるでブランコに乗っているみたいで、少し気持ちが悪いと感じましたが、3回目くらいから気持ち悪さはなくなりました。三半規管が強くなったのかなと思っています」

アンティグラビティとは「反重力」という意味。私たち人間は重力の影響を受けて生活しているが、アンティグラビティはハンモックを使うことで重力を解放し、使いたい筋肉だけを意識してポーズをとることができるという。そこが普通のヨガやピラティスと大きく異なるポイントだ。1991年にニューヨークで始まり、今や世界60か国以上で親しまれている。

受講者のレベルや目的に応じていくつかのクラスが用意され、平日限定で何度でも通える「ウィークデイ」会員は月額1万2960円。

通い始めてまだ4か月の下平さんはすでに基本的なポーズはマスターし、上級レベルのクラスに参加しているが、なんと運動は苦手だとか。

「体に負担がかかるポーズが多いので、結構きついんです。でもやり始めたらハマってしまい、続けているうちに体の変化も感じるようになりました。強い片頭痛に悩んでいましたが、血流がよくなったのか症状が軽減。胃下垂なのですが、逆さまになると胃が上がるからか、胃腸の調子もよくなってきました。髪が伸びるのが早くなったと話している友達もいます」

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体幹で姿勢をしっかりキープ。いつも使っていない筋肉もグーンと伸びる
写真3枚

筋力増強、リラックス、便秘改善効果も

実際、講師に聞くと、体を動かすことによる筋力増強やリラックス効果、さらには逆さまになることで便秘改善の効果もあるという。健康維持のために続けているというが、魅力はそれだけではない。

「何より単純に楽しいんです。この年になると、“これができるようになった!”という喜びを感じることはあまりないんですよ。でも、アンティグラビティではまさにその達成感を感じることができる。運動も苦手で、逆さまになるポーズも最初はなかなかできなかったので、初めてできた時はやった! と。新しいポーズを習って、1つずつできるようになっていくのがすごくうれしいんです」

夫と2人で暮らす下平さんは、週3回、自由にクラスを選んで宙に浮いている。“マイペース”に通えるのも魅力のひとつなのだ。

「四十の手習いだからペースはゆっくりですけど、これからもずっとずっと続けていきたいです」

【データ】
店舗名   :アンティグラビティフィットネス
住所   :東京都目黒区鷹番3-6-3 B1 NAVI学芸大学スタジオ
公式サイト:http://antigravityfitness.jp/

【次のページで、「ボクシエット」をご紹介】

大阪のJR難波駅すぐ近くに、元WBC王者・井岡弘樹が会長を務める井岡弘樹ボクシングジムがある。ボクシングというと男の世界のように思えるが、なんと、約500人いる練習生のうち、300人程度がボクシングダイエット“ボクシエット”をやっている女性だ。

ボクシングの動きが基本「打つ」「ひねる」「筋肉を使う」

ボクシングはパンチを打つ動作1つとっても、“体をひねる”“バランスをとる”“全身の筋肉を使う”3つの要素が加わる。少ない運動でさまざまな効果が得られるので、ボクシングの動きを基本にして頑張らずにシェイプアップしようというのが“ボクシエット”だ。宮本洋子さん(63才)は、3年前から体力アップのために通い始めた。

「もともとバドミントンをしていましたが、60才になってだんだん体力の衰えを実感しました。バドミントンを続けるためにも体力をつけようと思ったんです。“ボクシエット”ではトレーナーが持つミットに3分間パンチを打ち込みますが、それだけでしんどいですよ」

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ミットにしっかり当てるのもコツが必要。繰り返しているうちに汗びっしょり
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正直言って体力的に決して楽ではない。今日は休もうと思う日もあるが「そんな日も、自分に厳しく通うんです」と宮本さんはキッパリと言う。

「そうやって、弱い自分に打ち克つという精神面が鍛えられることがジムの魅力かな。練習すればするほど、自分のものになってくるんですよ。体力面でももちろん効果はバツグンで汗がよく出るようにもなりました。新陳代謝がよくなったんでしょうね」

月会費は8640円(女性・入会金別途必要)で宮本さんは週4回ほど通い、1回で2時間半ほど体を動かすという。

「2時間半というと長いようですが、たっぷり休みを取りながら、サウナに1時間入り、30分歩いて自転車とミット打ちをし、またサウナに入りシャワーを浴びます。最後のシャワーが気持ちいいんですよ。

体重は62kgだったのが今は58kg。半年くらいで、足腰が強くなり、バドミントンをしていてもスピードや持久力がついたのがわかります。ここに来ている若い人とも仲よくなったし、楽しくてやめられません。まだまだ続けます!」

【データ】
店舗名   :井岡弘樹ボクシングジム
住所    :大阪市浪速区桜川1-4-4
公式サイト:http://www.ioka-gym.com/

※女性セブン2017年8月10日号

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